なにわ男子のダンスをプロ講師が解説！　「The Answer」で目を引いた大西流星の“可動域”

　2018年10月6日に、関西ジャニーズJr.の西畑大吾、大西流星、道枝駿佑、長尾謙杜、高橋恭平、大橋和也、藤原丈一郎の7人で結成され、21年11月12日にシングル「初心LOVE」でCDデビューしたなにわ男子。

　King＆Princeの系譜を継ぐ、王道の“キラキラ王子様路線”の楽曲で華々しいスタートを切った彼らは、次世代を担う人気グループとして若い世代を中心に人気を拡大中だ。

　そんな彼らのダンスの魅力はどこにあるのか。渋谷・新宿・横浜を中心に、ジャニーズアイドルから、K-POP、三浦大知、安室奈美恵らのアーティストのカバーダンスを教えているダンスインストラクター・BRASTONのYumi（上田由美子）先生に解説をいただいた。なお、今回は本格的なダンスが魅力の2ndシングル「The Answer」（22年）のMVやダンスプラクティス動画を参考にしている。

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「The Answer」はフォーメーションに見応えアリ！

――なにわ男子のダンスを初めて見たときの印象をお聞かせください。

Yumi氏（以下、Yumi）　「初心LOVE」の影響から、笑顔で元気な“キラキラ王道アイドル路線”というイメージが強かったので、「The Answer」のクールなパフォーマンスを見たときは、「意外性がある」と感じました。「初心LOVE」は、初心者でも踊れるキャッチーな振り付けでしたが、「The Answer」は経験者も踊ってみたくなるような本格的なダンス楽曲だと思います。私のレッスンでも、なにわ男子の楽曲の中で、一番生徒さんからのリクエストが多いですね。

――ダンスの難易度を10段階で表すと、どれくらいでしょうか？

Yumi　「8」レベルくらいでしょうか。なにわ男子のシングル曲の中では、一番難易度が高いと思います。本人たちはサラッと踊っていますが、実際に踊ってみるとテンポが非常に早いので、かなり高レベルだと思います。

　また、この曲はフォーメーションに見応えがあると感じますね。どのアーティストもだいたい曲のサビでは動きが少なく、ユニゾンを見せるというパターンが多いのですが、「The Answer」はサビも含め、最初から移動の展開が速く、フォーメーションチェンジが激しいので、見ていて面白いです。メンバーが7人という奇数なこともあり、さまざまなパターンが見られます。

　あと、特に曲の前半で歌っているメンバーに一瞬スポットを当てますが、すぐにほかのメンバーと同化させるダンス表現が結構あって、それも素敵だなと思いました。

　ちなみに、レッスンに参加している生徒さんの中には、「ジャニーズJr.時代からなにわ男子を見てきた」という60代の方もいらっしゃいますし、ファンの年齢層が幅広い印象。King＆PrinceやSnow Manのレッスンを受けた方とはまた違う層の人が参加してくださっています。

――「The Answer」のダンスで特に目を引いたメンバーはいますか？

Yumi　大西くんは、とても可愛らしいルックスで、MVを見ていても顔のアップを抜かれることが多いと感じていましたが、今回、ダンスプラクティス動画で彼のダンスをしっかり見たとき、印象がガラッと変わりました。大西くんは4歳の頃からロックダンスを習い、西日本大会でグループ部門1位になった実力者とあって、体の可動域がすごく広い。普段の様子とパフォーマンスで一番ギャップが大きいメンバーだと思います。

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