4月期ドラマがまもなくスタート

2023年春ドラマのヒット候補は『教場0』『ラストマン』、業界内で大穴と目される作品は?

2023/04/06 12:27
サイゾーウーマン編集部
2023年春ドラマのヒット候補は『教場0』『ラストマン』、業界内で大穴と目される作品は?
“洋ちゃん”とのコンビネーションがヒットのカギ?(C)サイゾーウーマン

 4月5、6日の2夜連続で、2021年新春に放送されたスペシャルドラマ『教場II』の前編、後編を再放送するフジテレビ。今月10日から新“月9”ドラマ『風間公親-教場0-』がスタートするにあたって、視聴者を呼び込む作戦に出たのだろう。マスコミ関係者からは「フジの同作への意気込みの高さが伝わってくる」(テレビ誌ライター)という声が聞こえてくる。

 『風間公親-教場0-』をはじめ、各局の4月期ドラマがもう間もなく放送開始となる中、現在、業界内で“ヒットしそう”と目されているのは、どの作品なのだろうか。

「まず、やはり『風間公親-教場0-』は“当たり”の有力候補です。これまでに放送されたスペシャルドラマ『教場』(20年)『教場II』ともにスマッシュヒットを記録していますから、連ドラ版は初回から高視聴率を獲得するのではないでしょうか」(同)

 原作は小説家・長岡弘樹氏の『教場』シリーズ(小学館)。スペシャルドラマでは警察学校の教官・風間公親(木村)と、警察官を目指す訓練生たちの物語が展開されたが、まもなく第1話を迎える連続ドラマでは、風間が警察学校に赴任する前、新人刑事を教育していた刑事指導官時代の様子が描かれるという。

「木村が教育する新人刑事らには新垣結衣、染谷将太、白石麻衣(元乃木坂46)、赤楚衛二、北村匠海(DISH//)がキャスティングされており、北村は『教場II』にも出演していました。その中でも“大目玉キャスト”と言われているのは、やはり新垣。本人もかなり気合が入っているらしく、放送が開始されたら、彼女の熱演が話題を呼ぶことは間違いない。フジ関係者は、すでに同作の大当たりを確信しているようです」(芸能プロ関係者)

 『風間公親-教場0-』と同じくらい、ヒットするだろうと期待されているのが、TBS系「日曜劇場」枠で4月23日にスタートする『ラストマン-全盲の捜査官-』だ。

「同作は、福山雅治演じる全盲のFBI特別捜査官・皆実広見が、警視庁刑事・護道心太朗(大泉洋)とともに難事件解決に挑む“新時代の痛快バディドラマ”。昨年4月期に、同じ日曜劇場でヒットした『マイファミリー』(嵐・二宮和也主演)などで知られる黒岩勉氏が脚本を担当する、1話完結の完全オリジナルストーリーです」(同)

 このように、業界内から注目されている春ドラマの筆頭は『風間公親-教場0-』と『ラストマン-全盲の捜査官-』だというが、それぞれ主演を務める木村と福山は、もともと“視聴率王”と呼ばれる存在だった。

「しかし近年、両者は主演ドラマで“不発”に悩まされるケースも。木村は、昨年4月期の『未来への10カウント』(テレビ朝日系)で初めて主演ドラマで1ケタ視聴率を記録してしまい、一方の福山も、19年4月期のTBS日曜劇場『集団左遷!』が、人気枠にもかかわらず視聴率が伸び悩み、全話平均が2ケタギリギリという事態に。しかし今回、木村はスペシャルドラマが好評だった『教場』シリーズの最新作、福山も昨今のドラマ界では鉄板の“刑事モノ”でそれぞれ主演を務めるとあって、コケる要素が見当たらないんです」(同)

 ちなみに、どちらも視聴率2ケタ獲得を確実視されているようだが、「人気シリーズからの“続きモノ”という安定感があるだけに、『風間公親-教場0-』のほうがより高い数字を見込まれている」(同)そうだ。また、同作にはほかのドラマへの好影響も期待されているようで……。

「『風間公親-教場0-』の視聴者が、『月10』枠で放送される天海祐希主演の『合理的にあり得ない~探偵・上水流涼子の解明~』(4月17日スタート)にも流れてくるとみられる。『風間公親-教場0-』との相乗効果は十分あり得ます」(スポーツ紙記者)

 一方、フジドラマの中には、もう1つヒットの可能性を秘めている作品があるという。

「奈緒主演で、4月13日に放送を開始する『あなたがしてくれなくても』です。原作は漫画家・ハルノ晴氏の同題作品(双葉社)。放送枠は、視聴率面で苦戦が続く『木曜劇場』なので、コケる可能性も十分ありますが、業界内では“大穴”とみられているんです」(同)

 同ドラマは、かつてフジでヒットした『昼顔~平日午後3時の恋人たち~』と同じ“不倫モノ”。奈緒以外の脇を固めるのは永山瑛太、岩田剛典(EXILE、三代目 J SOUL BROTHERS from EXILE TRIBE)、田中みな実で、「ゴールデンプライム帯のドラマにありがちな“人気の清純派”を集めたようなキャスティングとは一線を画す、アダルトな印象の面々が集っており、制作陣の本気度が伝わってくる。ドラマ自体も攻めた内容になっているのではと期待させます」(同)。

 今回、当たり候補として、『風間公親-教場0-』『ラストマン-全盲の捜査官-』『あなたがしてくれなくても』の3作品が挙がったが、まったく別のドラマが“ダークホース”として話題をかっさらうのか――4月期の各ドラマの初回放送を心待ちにしたい。

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最終更新:2023/04/06 12:27
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