[ジャニーズツッコミ道場]

7 MEN 侍・中村嶺亜が歩み続けた「不憫」の歴史――「Jr.大賞」第1位に思うこと

2023/04/01 18:00
太田サトル(ライター、アイドルウォッチャー)

中村嶺亜、「Jr.大賞」で10年連続トップ10入りを果たす沼力

 このように、幾度となくスポットは当たってきたものの、どこかちょっと“持ってない”感がある嶺亜。しかし、さまざまな人気Jr.たちの栄枯盛衰が見える「Jr.大賞」の「恋人にしたい」部門で、10年連続トップ10入りするなど、ずっと人気が高いのも確か。単なる不憫萌えを発動する根強いオタクが一定数いるというだけでは、これほどの長期間、人気を維持することはできないはずだ。

 あざとかわいく、ちょっとフェミニンな雰囲気を持ちつつも、奥底に男っぽさ、芯の強さが垣間見える嶺亜。スケボーだけでなく、絵やギターも得意で、芸術系の大学を卒業している。そのアートセンスは『プレバト!!』(TBS系)でも評価されるほどのものだ。アピールポイントはむしろありすぎるくらいあり、知れば知るほど、気になって仕方なくなる沼力を持つ男――それが中村嶺亜なのだ。

 攻め続けて15年目、ついにつかんだ「第1位」という栄光。

 いままさに、NHK大河ドラマ『どうする家康』が放送中だが、「鳴くまで待った」嶺亜の時代がついにやって来るのか。はたまた、このままデビューに至らず「◯年連続1位!」という、喜んでいいんだか悪いんだか……な流れになってしまうのか。

 それもまた中村嶺亜的かもしれないが、その行方が今から楽しみでならない。

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太田サトル(ライター、アイドルウォッチャー)

太田サトル(ライター、アイドルウォッチャー)

ライター・編集・インタビュアー・アイドルウォッチャー(男女とも)。ウェブや雑誌などでエンタメ系記事やインタビューなどを主に執筆。

最終更新:2023/04/01 18:00

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5ちゃんに「中村嶺亜を救いたい」というスレがあります……
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