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【薬剤師監修】42℃以上の熱いお風呂はNG! 乾燥を防ぐ入浴方法3つのポイント

2023/03/28 16:00
相田彩
【薬剤師監修】42℃以上の熱いお風呂はNG! 乾燥を防ぐ入浴方法3つのポイント
写真ACより

 もうすぐ4月とはいえ、まだまだ寒い日もあるので、温かいお風呂にゆっくり入ると、心身ともにリラックスできますよね。しかし、入浴方法にはポイントがあり、間違った入り方をすると体調不良や乾燥肌の悪化を招くこともあるのです。そこで、今回は寒い時期のお風呂の入り方のポイントと、乾燥肌を防ぐ方法についてご紹介します。

1. 寒い日に入浴するときの注意点

 冷えた体を早く温めたいときや、すぐにお風呂に浸かりたいときってありますよね。しかし、寒い日の入浴にはいくつかの注意が必要です。寒いからといって急に熱いお湯に入ると血圧が乱高下してヒートショックなどが起こることもあります。入浴方法について、基本の注意点を確認しましょう。

1‐1. 脱衣所や浴室を温めておく

 急激な温度差のある場所へ行くと、心臓などに大きな負担がかかります。特に、体が冷えた状態で熱いお湯に触れると、血圧の変動も大きくなるのです。

 なるべく温度差をなくすために、脱衣所や浴室を前もって温めておくことをおすすめします。入浴前に湯を張った浴槽のふたを開けておいたり、あらかじめ高いところからシャワーで温水を短時間流したりして、蒸気を出すように工夫するといいでしょう。

1‐2. お湯の温度と入浴時間

 お風呂の温度は40℃以下が目安です。42℃以上の熱いお湯だと、交感神経が優位になります。すると、体が興奮状態になったり、皮膚を保護している成分が流れ出たりしてしまうのです。

 そのため、お風呂に浸かるときは38〜40℃のぬるめのお湯がおすすめ。副交感神経を働かせることでリラックスできます。入浴時間は10〜15分くらいがちょうどいいでしょう。

1‐3. 半身浴から全身浴へ

 入浴時の水圧や温度の変化による負担を軽減するために、まずは足にぬるま湯をかけて温めた後、半身浴→全身浴という順番でゆっくり入浴しましょう。首までしっかり浸かり、血行をよくすると体が温まります。

 お風呂から上がるときも、ゆっくりと浴槽から出ることが大切です。

「風呂は熱いに限る」って思ってたわ