トンチキドラマの気配

高畑充希が吸血鬼役の4月期『unknown』、思い出されるあの“トンチキドラマ”

2023/03/09 16:40
サイゾーウーマン編集部
高畑充希が吸血鬼役の4月期『unknown』、思い出されるあの“トンチキドラマ”
田中圭と吉田鋼太郎が同じ画面にいるとそれはもう恋の気配なのよ(C)サイゾーウーマン

 高畑充希と田中圭がダブル主演を務める4月期の連続ドラマ『unknown』(テレビ朝日系)。田中主演で2018年、19年に大ヒットした『おっさんずラブ』シリーズ(同)の制作陣が再集結しており、同ドラマに出演していた吉田鋼太郎も『unknown』の追加キャストとして発表されたが、「ネット上では同じ脚本家が手掛けた『恋はDeepに』(日本テレビ系・21年)を連想する者もおり、内容が懸念されている」(芸能ライター)そうだ。

 来月18日に放送を開始する『unknown』は、実は“吸血鬼”であることを秘密にしてきた週刊誌のエース記者・闇原こころ(高畑)と、やはりある秘密を抱えているという警察官・朝田虎松(田中)を中心としたラブ・サスペンス。今月9日、こころの父でナイトドクター・海造役に吉田、こころの母で国民的ニュースキャスター・伊織役に麻生久美子、こころの同僚カメラマン・加賀美圭介役に町田啓太(劇団EXILE)の起用が新たに発表された。

「ネット上には『楽しみ!』と期待する書き込みが多数上がっているものの、吉田の出演が明らかになり“『おっさんずラブ』色”が強くなったことで、『「おっさんずラブ』は好きだけど、そのファンを釣るようなキャスティングには抵抗がある』といった苦言も散見されます」(同)

 さらに、町田が20年に出演した『30歳まで童貞だと魔法使いになれるらしい』(テレビ東京系)も『おっさんずラブ』と同じく“BLドラマ”だったこと、麻生が21年に出演した『あのときキスしておけば』(テレビ朝日系)にも“BL風”の描写が多かったことから、「明らかにBL好きの視聴者を狙ってる」「ほかの作品の話題性に頼らず、内容で勝負してほしい」という声も寄せられている。しかも、肝心の内容にも不安要素があるという。

「『unknown』公式サイトを見ると『ラブストーリー』と『本格サスペンス』を掲げているのですが、闇原家が吸血鬼一家ということで“ファンタジー要素”もあるとみられ、ネット上では『本格サスペンスにファンタジーってどうなんだろう?』『この出演者たちで、ファンタジー要素のないドラマを見てみたかった』と物議を醸しているんです」(同)

 そんな中、「吸血鬼ドラマなの? なんかあの人魚ドラマを思い出す」と、石原さとみと綾野剛がダブル主演した『恋はDeepに』(日本テレビ系、以下『恋ぷに』)を連想したネットユーザーも出現。こちらは海洋学者で人魚の渚海音(石原)と不動産企業の御曹司・蓮田倫太郎(綾野)のラブストーリーだったが、初回以外は視聴率1ケタ台を連発。ヒロインが人魚という奇抜な設定が視聴者の心をつかみきれず、「ドラマファンの間では“トンチキドラマ”として認識されてる」(同)ようだ。

「そんな『恋ぷに』の脚本を手がけた徳尾浩司氏が、今回の『unknown』も担当します。同氏は『おっさんずラブ』をヒットさせ、最近だと多部未華子主演で20年に放送された『私の家政夫ナギサさん』(TBS系)が全話平均15.1%を獲得したヒットメーカー。ただ、『unknown』はファンタジーとラブストーリーの組み合わせが『恋ぷに』と似ているだけに、やはり“トンチキドラマ化”が懸念されているのです」(同)

 実際に『unknown』第1話が放送される時には、いい意味で予想を裏切ってほしいものだ。

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最終更新:2023/03/09 16:40
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