[連載]女たちの「煩悩部屋」ビフォーアフター

片付け専門家が解説「和室の押し入れ収納」アイデア――クローゼットとしての活用も

2023/02/14 17:00
伊藤まき(収納ライター)

押し入れ収納は「奥行きを二分割」

片付け専門家が解説「和室の押し入れ収納」アイデア――クローゼットとしての活用もの画像4
グレーの箱は、100均のミニキャスターを付けました(C)maki_organize

 押し入れ収納の方法は「収納したいモノ」で変わりますが、基本は「手前と奥の使い分け」が重要。押入れ用の「引き出し収納ケース」を使う場合は、空き箱を使って「手前(よく使うモノ)」と「奥(あまり使わないモノ)」に仕切ります。

毎日開ける「洋服クローゼット」にする場合

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左上が一番出し入れしやすい場所(C)maki_organize

 押し入れを洋服クローゼットにする場合、「襖の位置」によっては中央が使えなくなります。写真の例だと引き出しがぶつかるので、襖を外してカーテンを使うなどの工夫が必要。

 上段には「押し入れ用ラック」や「突っ張り棒」を用意して、ハンガーラックを作ります。予算と使い心地の点では、ホームセンターで「ハンガーパイプ」を購入しDIYでネジ止めをするのが一番安いうえ頑丈。

よく使う「道具入れ」にしたい場合

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プラスドライバーでも取り付け簡単(C)maki_organize

 よく使う道具や本、ミニ家電を収納する場合は、カラーボックスやスチールラックを使います。一番安いのは、カラーボックスです。

 押し入れ下段の高さが73cmの場合、高さ約60cmのカラーボックス2段(相場1,000円前後)に100均のキャスター2個を付けます。1個あたり1,200円で済みますよ。

布モノや小物を入れる場合

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古い衣装ケースの引き取りサービスを利用して購入(C)maki_organize

 使用頻度が低く軽めのモノを入れるなら、衣装ケースが簡単。キャスターを付けられるタイプを選ぶなら、無印良品か天馬ブランドです。

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