[連載]女たちの「煩悩部屋」ビフォーアフター

汚部屋マンションビフォーアフター! 2,000円以内のパーツ交換で大激変&掃除も楽に

2023/01/17 17:00
伊藤まき(収納ライター)

 中古マンション再生! 連載企画「汚部屋 ビフォーアフター」は、筆者の「新しい実家」です。実家じまいを経て、中古マンションへと住み替えました。築30年分の汚れを自力で清掃&補修しています。カビだらけで暗かった部屋が、明るく変わる様子をお届けします。

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予算150万円の部分リフォームをしました(C)maki_organize

 写真は、リフォーム後の築30年・中古マンション(以下、新しい実家)です。壁紙とフローリングを替えたので、かなり明るくなりました。ただ、低予算の「部分リフォーム」なので、掃除や補修は自力でカバーします。

 今回は、2,000円以内で解決できる「パーツ交換」を紹介。黄ばみや劣化がひどかったパーツを新品にし、キレイな部屋に大激変させます!

キッチンの排水溝回りを交換

 最初は、ヌメリや臭いが気になるキッチンの排水溝回りです。

【Before】古いゴミ受けで排水溝がヌメヌメ

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ヌメヌメが気になる(C)maki_organize

 30年前のキッチンなので、排水トラップも古い構造。寸胴の深型なので、臭いが出やすい欠点もあり。ゴミ受けが大きくてプラスチック素材なので、お手入れも大変です。

 排水口のゴムふた(1)は、ヌメリが出やすく生ごみを隠してしまうので処分。プラスチック製の深いゴミ受け(2)と防臭ワン(3)を新しく交換します。

【After】劣化した「防臭ワン」は650円で購入

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円の直径と取手で同型を選ぶ(C)maki_organize

 排水管からの臭いを抑える「防臭ワン Y型」は、ゴシゴシと洗うと傷が増えて劣化しやすくなってしまいます。写真でも、新品との色の差がすごい……。プラスチック類は、ゴシゴシ洗い禁止です。交換費用は約650円でした。

【After】870円の「ゴミ受け」でお手入れ簡単!

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小さな網目でステンレス素材の浅型が良い(C)maki_organize

 ゴミ受けは、浅型のデザインに変更。交換費用は870円でした。プラスチック製より、ステンレス製、銅製のほうがヌメリがつきにくくなります。もっとお手入れを楽にしたいなら、設備工事「排水トラップまるごと交換」がおすすめ。3万円前後で臭いにくい排水管に変えることが可能!

洗面所の排水栓を交換

 洗面所の排水栓も定期的に掃除をしないとヌメリや臭いの原因に。楽に掃除ができるように交換します。

【Before】髪の毛が絡みやすい排水栓

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(C)maki_organize

 髪の毛が絡みやすい、排水栓(ケレップ)を外して、浅型のゴミ受けと交換しました。ケレップに付ける100均のゴミガードやゴミ受けもありますが、あまりおすすめしません。ホームセンターの水道グッズ売り場の専用品が◎。

【After】洗面台のゴミ受けは378円

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ホームセンターの水道グッズエリアにあり(C)maki_organize

 SANEI社の「ゴミ受け」378円(税抜)と交換しました。100均のゴミキャッチは軽いので水に浮いてしまいますが、パンチングメタルのスチールは重さがあるので大丈夫。もちろん、ゴミも取りやすくお手入れが簡単です。

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洗面用、バスルーム用ともに自宅の直径を要確認!(C)maki_organize

 特にSANEI社のパンチングメタルは、「ゴミの取れやすさ」が段違い。なお、網目のデザインによって値段が変わります。

楽してキレイが続くシンプル収納
案外安く揃えられる