【管理栄養士が厳選「ズボラ飯」のススメ】

「無印良品」の炊き込みご飯で、免疫力低下を防ぐ! 栄養士が厳選する「冬のお悩み別」おすすめレトルトメニュー

2022/12/30 20:00
猪坂みなみ(いのさか・みなみ)

「おいしいごはんが食べたい、でも自炊するのはめんどくさい!」そんなズボラ女子の救世主といえば、コンビニ・ファミレス・ファストフード! 毎日の食事をおいしく楽チンにするため、管理栄養士・猪坂みなみ先生に、さまざまなテーマに合わせた「おすすめメニュー」を聞いちゃいます。

「無印良品」のレトルトメニューで冬のお悩みを解消!

「無印良品」の炊き込みご飯で、免疫力低下を防ぐ! 栄養士が厳選する「冬のお悩み別」おすすめレトルトメニュー
Wikipediaより

 SNSでもたびたび話題になる「無印良品」のレトルト・フリーズドライメニュー。カレーや1人用の鍋の素など、見ているだけでも目移りしてしまうくらいの豊富なラインナップで、愛用している人も多いことでしょう。そこで今回は「無印良品」の商品から、冬の悩みに合わせたメニューを猪坂先生に提案していただきます!

――今回は「無印良品」のレトルト・フリーズドライメニューからおすすめの商品を教えてください! まず、栄養士の視点から見て「この商品は無条件にいいな!」という商品はありましたか?

猪坂みなみ先生(以下、猪坂) 加工食品は、どうしても使用できる食材や調理法などが限られてしまうため「無条件で」というのは難しいですが、「ごはんにかけるシリーズ」や「素材を生かしたお惣菜」などは、具材感のあるたんぱく質や野菜類が使われているので、自炊できないときの強い味方になりそうですね。

 「ごはんにかけるシリーズ」では、うずらの卵や豚肉、たけのこなど、さまざまな具材が入っている「ごはんにかける 八宝菜」(290円、税込/以下同)や、黒豚、たけのこ、きくらげなどが入っている「ごはんにかける 酸辣湯」(290円)などの中華系メニューが特に良いですね。複数の食材を一度に食べることができるというのが、おすすめできるポイントです。

 「素材を生かしたお惣菜」では、「筑前煮」(290円)や「ぶり大根」(350円)を推します。家で作ろうと思うと下処理や煮込むのに時間がかかるメニューですが、こちらの商品ならレンジで温めるだけで手軽に食べることができます。

免疫アップにおすすめ! 「炊き込みごはんの素 鶏照焼きと5種きのこのごはん」(390円)

――では、ここからは「冬のお悩み」に合わせてメニューを選んでいただきます。まずは、風邪の予防、もしくは風邪を引いて免疫が落ちてしまった際に食べるといい商品はありますか?

猪坂 「炊き込みごはんの素 鶏照焼きと5種きのこのごはん」です。きのこに含まれている食物繊維「βグルカン」には、腸の免疫細胞に作用して免疫力の低下を防ぐ働きがあると考えられています。この「βグルカン」は大麦にも多く含まれているため、ご飯を炊く際は白米だけでなくもち麦を混ぜて炊くと、より摂取量を増やせるのでおすすめです。

冷え性におすすめ! 「素材を生かしたスープ かぼちゃのポタージュ」(250円)

――冷え性の方におすすめのメニューはどうでしょうか?

猪坂 冷え性の方には、血行促進作用が期待できるかぼちゃやシナモンが入っている「素材を生かしたスープ かぼちゃのポタージュ」がおすすめです。温かくとろみのあるスープは胃の中で滞留する時間が長くなるため、体を内側から温めてくれます。

 さらに、このスープは血流改善に役立つビタミンEが豊富に含まれているかぼちゃが主原料になっています。アクセントとして入っているシナモンにも血行促進効果が期待されていますので、血流が悪く足先や手先が冷えてしまう方に向いているといえるでしょう。

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