英国国民もうんざり?

ヘンリー王子、自叙伝は「修正なし」とメーガン夫人の友人が断言! 内容次第で王室追放の可能性も

2022/11/08 20:27
堀川樹里(ライター)

ヘンリー王子、自叙伝で王室に復讐か?

 また、報じられているような土壇場での内容修正や編集は「していない」そうで、「エリザベス女王が亡くなる5カ月前」に完成した原稿のまま出版されると示唆している。

 英王室は、生まれた順で君主が決まる。「継承者(エア)と予備(スペア)」という表現がぴったりで、ウィリアム王子はエアらしく真面目で堅実、ヘンリー王子が奔放な言動でタブロイドを騒がせても「スペアだから」という目で見られていた。

 英王室のスペアは王室の代表として軍で活躍するケースが多く、チャールズ国王のスペアと呼ばれていたアンドリュー王子同様、ウィリアム王子のスペアであるヘンリー王子も軍で活躍。「王族だからと特別扱いされたくない」と発言し、アフガニスタンの最前線で2度の軍務を経験。負傷した退役軍人を支援するスポーツ大会「インビクタス・ゲーム」を立ち上げるなど、イギリス軍にとってなくてはならない存在となった。

 しかし、2020年3月に王室を離脱した際に、いくつかの英軍名誉職の肩書を失うことに。エリザベス女王の国葬で一度だけ特別に軍服の着用が許されたが、肩に女王の記章をつけることは許されなかった。未成年への性的虐待事件スキャンダルで王室の称号とともに軍の名誉職も返上したアンドリュー王子は、国葬で何度か軍服を着ることを許可され、肩には女王の記章をつけていたため、ヘンリー王子はひどく動揺したと伝えられている。

 そんなヘンリー王子は王室離脱後、自分と妻や子どもたちを冷遇する王室に対して強い怒りを感じているとも報じられた。これまで散々自分をスペア扱いし、誇りに思っていた軍の名誉職も取り上げた王室に復讐したいと考えても不思議ではないかもしれない。

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