なぜ100回も……

ゆりやんレトリィバァ“脳損傷”報道――Netflix『極悪女王』に向けられる「やりがい搾取」批判と“大ヒット”への危惧

2022/10/28 13:11
仲宗根由紀子(エンタメライター)

ゆりやんレトリィバァの負傷で『極悪女王』に批判「役者のやりがい搾取」「昭和を引きずったブラック環境」

 そんな中、10月27日付の「文春オンライン」が、ゆりやんの“事故”について詳報。記事によると、21日に主人公が入団テストで投げられるプロレスシーンなどの撮影が行われ、ゆりやんは頭から落ちる動きを100回以上も繰り返したという。

 その後も撮影は続いたが、後日、頭痛を感じて病院を受診すると、脳を損傷していることが発覚。緊急入院することになったほか、“普通に動けるようになるまで約3カ月はかかる見込み”であることを、医師から告げられたようだと報じている。

 ネット上では、この報道に大きなショックを受けた人も多いようで、「役者のやりがい搾取」だとして、「3カ月かかるって、かなりのダメージでは。撮影関係者はこの事態をどう説明するのか」「昭和を引きずったブラック環境なのが目に浮かぶ」などと批判的な見方が広まっている。そして同時に、「もしこのドラマが大ヒットでもしたら、今後もこういった過酷な撮影が“あり”という雰囲気になってしまうのではないか?」の危惧する声も見られる。

「キャストに関しては現状、ゆりやんのみが公式で解禁されていますが、ほかに長与千種役の唐田えりかや、ライオネス飛鳥役の剛力彩芽らが出演。この2人も、役作りで10キロ近く増量した姿が週刊誌にキャッチされていて、もし“お蔵入り”にでもなったら、関係者の責任が今以上に問われることになりそう。そういった意味でも、制作側はなんとしても“企画倒れ”という最悪の事態は避けたいでしょうが、まずは何よりゆりやんの体調と精神面を一番に考えてほしいですね」(同)

 「文春」によれば、「ドラマの撮影再開は絶望的とのムードが漂っている」というが、果たして……。



仲宗根由紀子(エンタメライター)

仲宗根由紀子(エンタメライター)

芸能誌の編集を経て、現在は国内・国外ドラマレビューを中心に執筆するライター。人気俳優のインタビュー経験多数。

最終更新:2022/10/28 13:11
ダンプ・ザ・ヒール(1)
漫画化とかも動き出しちゃってるけど……
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