[ジャニーズメディアの裏側]

「平野紫耀がかわいそう」新『クロサギ』オファー受けたジャニーズに、芸能プロ界隈の本音

2022/10/26 12:50
サイゾーウーマン編集部
「平野紫耀がかわいそう」新『クロサギ』オファー受けたジャニーズに、芸能プロ界隈の本音「平野紫耀がかわいそう」新『クロサギ』オファー受けたジャニーズに、芸能プロ界隈の本音
顔面の強さは山Pと互角の平野紫耀(写真:サイゾーウーマン)

 King&Prince・平野紫耀が主演する連続ドラマ『クロサギ』(TBS系)が10月21日に放送スタート。ネット上では2006年放送の山下智久版と比較する意見が多数見受けられる中、業界内では以前から「なぜジャニーズはこのオファーを受けたんだろう」と不思議がられていたようだ。

 同名の人気漫画(小学館)を実写化した『クロサギ』は、06年に主演・山下、ヒロイン・堀北真希というキャストで放送されている。当時は、ドラマ自体の完成度の高さに加え、当時ジャニーズ事務所に所属していた山下の人気もあって、初回視聴率18.8%(ビデオリサーチ調べ、関東地区)を記録。その年を代表するヒット作となった。

「平野主演で『クロサギ』の新作が放送されるという情報は、まず昨年10月に『週刊文春』(文藝春秋)で報じられました。この時点で山下、平野双方のファンから『なぜ?』というネガティブな声が出ていて、山下版『クロサギ』のファンからは『絶対にあり得ない』と“誤報”を疑う声も多かった」(スポーツ紙記者)

 しかし、その後も各マスコミが平野版の放送を確定事項として報じ続け、今年8月にはついに正式に情報解禁となった。

「この1年間、映像制作関係者や芸能事務所界隈では『かわいそう』と平野に同情する声がささやかれていました。というのも、山下版と比較されるのは火を見るよりも明らかですし、昨今のテレビ界の視聴率事情に鑑みれば、当然、数字面で山下版にはかなわない。たとえ平野版の出来がよかったとしても、あれだけ大ヒットした初代を“超えた”とはならないでしょう。平野の立場に立ってみれば、当たってもさほど評価が上がらないだけに、本音をいえば『ジャニーズ事務所はよくこんな企画を引き受けたな』と感じてしまいます」(前出・芸能プロ関係者)

 KinKi Kids・堂本剛の出世作である『金田一少年の事件簿』(日本テレビ系)が、その後、ジャニーズの後輩たちを主演に、何度もリメークされている例もあるが、「山下の場合、すでにジャニーズを退所、しかも“円満”ではなかったため、“先輩から後輩に引き継がれた”と大々的に宣伝もできない」(同)とのこと。

 山下は20年10月、未成年女性との飲酒同席問題で活動自粛のさなか、海外の作品に出演したいと希望し、退所の道を選んだ。以降、ジャニーズサイドに忖度するテレビ各局からは敬遠されることとなり、21年4月放送の『ドラゴン桜』第2シリーズ(同)の最終回に声のみ出演した例はあったものの、今年4月のNHK『正直不動産』で主演を務めるまでは、“地上波NG”に近い扱いとなっていた。

「その影響がまだ残っているようで、平野版『クロサギ』放送開始前に山下版の地上波再放送はナシ。平野も前作についてコメントすることが難しい状況になっています。つまり、『クロサギ』は平野にとっては非常にやりにくい作品といえますが、それでもジャニーズがこの企画のオファーを受けたのは、同作を“ジャニーズドラマ”と捉えているからかもしれません。つまり、『他事務所の役者でリニューアルされたくなかった』ということなのでは。もしくは、山下が同作の続編に出演する可能性を完全に消滅させたかったからとも考えられます」(同)

 複雑な“大人の事情”に縛られながらも、無事放送開始にこぎつけた平野版『クロサギ』。幸い平野には、視聴者から「演技力がすごい」などと好意的な声が多数寄せられているようだが、ジャニーズの思惑を背負って、“茨の道”を歩まざるを得なくなったことを、本人はどう思っているのだろうか。



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最終更新:2022/10/26 12:50

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