【管理栄養士が厳選「ズボラ飯」のススメ】

イオン・ニチレイほか、“1,000円以下”の冷凍食品おすすめ6選! プロが「栄養バランス」に注目した商品も

2022/09/23 21:00
猪坂みなみ(いのさか・みなみ)

「おいしいごはんが食べたい、でも自炊するのはめんどくさい!」そんなズボラ女子の救世主といえば、コンビニ・ファミレス・ファストフード! 毎日の食事をおいしく楽チンにするため、管理栄養士・猪坂みなみ先生に、さまざまなテーマに合わせた「おすすめメニュー」を聞いちゃいます。

イオン・ニチレイ・Picard(ピカール)、“1,000円以下”冷凍食品おすすめ6選

イオン・ニチレイほか、1,000円以下の冷凍食品おすすめ6選! プロが「栄養バランス」に注目した商品もの画像1
写真ACより

 コロナ禍によって自宅で食事をする機会が増える中、「冷凍食品」の需要が高まっているといいます。中でも、500〜1,000円程度の“ワンランク上”な冷凍食品が人気になっている様子。手間をかけずに食卓がちょっと豪華になるなんて、とても魅力的ですよね。

 そこで今回は、1,000円以下で少しぜい沢な冷凍食品が購入できる、イオン「プロのひと品」シリーズ、ニチレイ「アットホームバル」シリーズ、そしてフランスで人気の冷凍食品「Picard(ピカール)」に注目。管理栄養士の猪坂みなみ先生に、栄養面から見たおすすめ商品を、2品ずつピックアップしてもらいました!

――冷凍食品ならではのメリットや、上手な活用方法はありますか?

猪坂みなみ先生(以下、猪坂) 冷凍食品のメリットは、やはり保存がきくところです。お好みの食品を常に自宅の冷凍庫に入れておけば、「食事を手軽に済ませたい」「おかずが足りないから何かプラスしたい」という時など、便利に活用できます。

 冷凍食品と同じように、調理の手間が省ける、賞味期限が長いという特徴を持つ食品としては、カップ麺やレトルト食品などもありますが、冷凍食品はこれらと比較すると、食感や風味、栄養状態などを保ちやすいんです。そのため、「栄養バランスは気になるけど、調理に手間をかけたくない」という方には特に、冷凍食品をおすすめします。

――それでは、イオン「プロのひと品」シリーズのおすすめメニューから教えてください。

猪坂 「プロのひと品」シリーズは、自宅でイチから作ろうと思うと手間がかかるグラタンやグリル、カレーなどのメニューがラインナップされている点が、個人的な“推しポイント”。ファミリーレストラン「ロイヤルホスト」などを展開するロイヤルグループの首席料理長が監修しているため、おいしさの面でも信頼できます。

 外食で味わえるような本格的な味わいを、イオン系列のお店で購入できるところもうれしい。比較的入手しやすいというメリットも、「プロのひと品」シリーズの大きな特徴ですね。

イオン「プロのひと品」シリーズおすすめ1品目
「味わい深い5層の重ね焼き スパイス&ハーブ香るビーフと特製ソースのグラタン」(645円、税込み/以下同)

猪坂 「お肉も野菜もどちらも食べたい!」という人におすすめなのが、この商品。牛肉をじっくり炒めて8種のスパイスとハーブで味付けされているので、深い風味を楽しむことができます。ホワイトソースとチーズで濃厚なコクも感じられるでしょう。

 栄養的には、じゃがいもやなす、トマト、たまねぎなどが含まれており、食物繊維を5.4gも摂れるところが良いですね。塩分も控えめなので、むくみや高血圧が気になる人にもおすすめできます。

イオン「プロのひと品」シリーズおすすめ2品目
「煮込んだオニオンとトマトに8種のスパイスを合わせた野菜だけなのにコクのあるカレー」(429円)

猪坂 野菜不足を解消したい人におすすめのカレーです。たまねぎとトマト、ズッキーニ、赤ピーマン、黄ピーマン、なす、じゃがいも、にんじん、オクラと9種類の野菜が入っており、食物繊維を5.8gも摂れます。

 しょうがやにんにく、ガラムマサラなどで、コク深い味わいに仕上げられている点も良いですね。自宅でも手軽に外食のような味わいを楽しめるでしょう。

ニチレイ アットホームバル 冷凍弁当 冷凍食品 おかす 8食セットA / 銀座の名店 マルディグラ 和知 徹 シェフ監修
自分で作るより、“チン”のほうがおいしい時代