“噂の女”神林広恵の女性週刊誌ぶった斬り!【第615回】

手越祐也の“お持ち帰り”スキャンダル、「女性自身」が報じた記事の不自然な点

2022/08/30 21:00
神林広恵(ライター)

ひろゆきの発言が悪質な理由

 そもそもクラブホステスを“キャバクラなど風俗”と言い換えていることが恣意的だが、いずれにしても、“性的被害”が前提の仕事だなんて、唖然呆然だ。クラブだってキャバクラだって風俗だってルールは存在する。

 しかし、ひろゆきの論理だと「ホステスやキャバ嬢、風俗嬢にだったら何をしてもいい」ということだ。職業差別でもあり、人権も何もあったものではなく、性被害に対するセカンドレイプそのもの、そして犯罪行為を助長させる発言だが、いるんだよね。こういう問題があると、男性側を擁護して炎上して、しかも反省することなく、さらに差別を繰り返し開き直る輩が。そして一部では、それを称賛する空気があることも。

 常日頃、頭の悪い人を蔑み、自分の頭の良さをアピールするひろゆきだからこそ、一連の発言は意図的で恣意的で悪質だ。

篠田麻里子の別居報道に見る子育ての変化

 昨今、子どもを夫側に託して離婚したり別居したりする女性芸能人、著名人が話題になる。そのたびに“子どもを残して”“子どもを捨てた”などと女性側に対し批判が浴びせられることも多い。そんな中、「女性セブン」で元AKB48篠田麻里子の別居が報じられた。夫が子どもを連れて家を出たのだとか。

 でも考えれば、母親ではなく父親が子どもを育てるケース、シングルファザーが増えているということで、夫側の意識や考えも変化している証左かもしれない。

神林広恵(ライター)

神林広恵(ライター)

伝説のスキャンダル雑誌「噂の真相」(噂の真相)の元デスク。著書に『噂の女』(幻冬舎)、共著に"『日本を脅かす! 原発の深い闇』『木嶋佳苗 法廷証言』(共に宝島SUGOI文庫)などがある。

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最終更新:2022/08/30 21:00
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