伊藤まきの「お片付けSOS」相談!

洋服収納、クローゼットのイライラを解決! ニトリ・セリア・ダイソーのおすすめグッズ

2022/08/22 19:30
伊藤まき(収納ライター)

タオル収納:サイズを今どきに変える!

家族の人数分+2枚の余裕が目安量(C)maki_organize

 片付け訪問をすると必ず「タオルの量」と「捨てどき」を問われます。景品や贈答品でいただく方も多いので、どの家もたくさんお持ちです。タオルを収納する棚がパンパンで、肌触りがゴワゴワしていたら「タオルのサイズと枚数」を見直すのも◎。

 例えば、収納スペースを奪う大判タオル。最近は「50×100cmのスリムバスタオル」が人気です。また、長いハンドタオルの片面ばかりで拭いているようなら「ハンドサイズのタオル」でも良し。干すのも簡単になります。

 写真上は、筆者宅のタオルです。安くて小さなタオルを買って「購入日を記入」しています。セール時期を狙ってまとめ買いをすれば「買い時サイン」もわかりやすくなります。

下駄箱収納:「モノ」と「棚板」の高さを調整する

高さ調整は、上からがベスト(C)maki_organize

 「棚板の高さ」を調整すると収納力が大きく変わります。ポイントは、棚1枚のゾーンを「同じサイズでそろえる」こと。先のタオルも一緒で、高さや横幅が均等にそろうほど収納力が増えます。

 モノのサイズをそろえたら、棚板の高さ調整も。ボックス型の空間の場合は、仕切り箱などで整えます。

下駄箱収納:高さのあるモノは、横に寝かす

ダイソー「シューズケース」の透明がおすすめ(C)maki_organize

 靴の場合、2〜3個はほかのサイズとそろわない規格外のものをお持ちだと思います。高さがあるものなら、箱に寝かせます。ワイングラスも同じで、数点だけなら「横に寝かす収納」がベスト。一番高さのあるモノに合わせず、平均サイズが多いほうに合わせてセットしていきます。

布団収納:「立てる」ほどスッキリ

ファスナーで軽く圧縮できるのが◎(C)maki_organize

 大きな押し入れがあれば布団ケースを用意する必要はありませんが、筆者が担当する東京エリアでは押し入れが少なめです。小さな片面扉のクローゼット、屋根裏収納、クローゼットの天袋などに収納することが多いので「タテ入れ収納」でコンパクトに収納します。

 最近は、出し入れの簡単さに特化した「円筒型」も人気。布団に限らず、大型の布モノはファスナーや紐付きで圧縮収納します。

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ラグ収納:冬用ラグは小さくする

コンパクトにたためるので、場所を取らない(C)maki_organize

 冬用ラグマットが押し入れに「入らない問題」が割と多めです。筆者宅では、ふわふわの「バスマット」をパズルのように合わせて「ラグマット」として使います。お掃除するときに邪魔にならないサイズなのはもちろん、洗濯機で洗える大きさなのでお手入れも楽ちん。

 大きなラグマットのころは、処分費や掃除が大変でした。小さなものを使えば、収納もかさばらずに済みます。

マット収納:冬用マットは「洗える布」と使い分け

毛玉もできないので、お手入れも簡単(C)maki_organize

 ジョイント式フロアマットに洗える冬用マットを重ね使いするお家も多いです。どちらもかさばり、掃除や手入れも大変で収納空間を奪いがちです。

 この問題の解決案は、ジョイント式フロアマットの上に「イブルマット」をかければOK。イブルマットの表面は綿100%のため洗濯などの手入れがすごく楽なうえ、シーズンオフの際もコンパクトに「たためる」ので収納空間を奪いません。

一時的な収納:メッシュバスケットでスッキリ

一時的に置く場所がない問題もすっきり(C)maki_organize

 布モノを一時的に保管するボックスも、今ではコンパクトなタイプを選ぶことができます。硬質系のボックスを使わないだけで部屋が広く軽く感じます。

 とくに、一時的に置きたい「あとでたたむ洗濯物」や「パジャマ入れ」「着脱した衣類」「夏遊び用のタオル」などにおすすめです。入れるモノもコンパクトな「たためるサイズ」が快適。

 写真上は、筆者おすすめの「メッシュバスケット」です。使わない時は、冷蔵庫サイドの隙間にも入るほどスリムになります。

[まとめ]衣類や布モノの「入らない問題」をすっきり!

帽子収納は、あえて「飾る」のもあり(C)maki_organize

 洋服、布モノ、服装小物は「使わないけれど捨てたくないモノ」が多いと思います。なので、どこに入れたら良いですか? なんて声もよく届きます。

 基本的には、収納グッズを使って圧縮することが大事。次に、使用頻度によって置く場所を変えるのも効果的です。服装小物なら、ドア裏や壁を使えばよいと思います。

伊藤まき(収納ライター)

伊藤まき(収納ライター)

収納ライター・兼・整理収納アドバイザー1級。クリンネスト2級。おがくず工場に生まれ、ホテル清掃員、国鉄系レストランの厨房、内装会社、デパートの搬入搬出など“家事の土台”を極めた生活を経て、出版社入社ののち独立、現在に至る。モノを手放すほど「幸運」が舞い込むジンクスを何度も体感! 貧乏神と決別した実体験をもって、整理収納の威力をお伝えします。

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最終更新:2022/09/18 17:03
ハゴロモ フォトハンガーカバー
とりあえずハンガー全部捨てます……