ジャニー喜多川さん命日に偲ぶ

ジャニー喜多川さんの青春の地「高野山米国別院」、その父はエンターテインメントに「頭が切れる人だった」【命日に偲ぶ】

2022/07/09 17:00
松元優樹(まつもとゆうき)

ジャニー喜多川さんはお父さまが弟子入りをした高野山に帰った

 現在、高野山にあるジャニーさんのお墓は、お父さまの喜多川諦道先生が弟子入りをした普賢院様の管理する墓所の一角にあります。それは取りも直さず、普賢院様と喜多川家との密接な関係の中で築かれたということでしょう。

 喜多川諦道僧正というお父さまが、大分県から高野山に登って、そして普賢院というお寺のお弟子となり、そして「世界を見てこい」と言われて、アメリカへ渡った。そこではみんなに慕われて、慕われて、慕われて、そして日本に帰り、今度はその後を追うように、ジャニーさんがアメリカに戻ってきて、そこでさまざまなことを勉強した。そして日本に帰り、彼は花を咲かせた。そして帰ってゆく場所は、お父さんのふるさと、高野山だった。

 「阿字(あじ)の子が 阿字の古里 立ちいでて また立ち還る 阿字の古里」という御詠歌があります。「あ」という字、「あ」という音はインド語の母音からきていて、日本語で「あ」は一番最初の音。英語でも「A」から始まります。「あ」という響きには、ものの始まりという意味があるんです。この和歌は「ものの始まりから始まった私たちは、またものの始まりに立ち返っていくのだ」という意味。大分から普賢院、アメリカ、やがて日本で花を咲かせて、また普賢院に帰っていった。すべては縁ですね。

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