【管理栄養士が厳選「ズボラ飯」のススメ】

バーミヤンVS餃子の王将、“1人飲み”ならどっちが正解? プロの決め手は「サラダ」!?

2022/06/17 21:00
猪坂みなみ(いのさか・みなみ)

「おいしいごはんが食べたい、でも自炊するのはめんどくさい!」そんなズボラ女子の救世主といえば、コンビニ・ファミレス・ファストフード! 毎日の食事をおいしく楽チンにするため、管理栄養士・猪坂みなみ先生に、さまざまなテーマに合わせた「おすすめメニュー」を聞いちゃいます。

「バーミヤン」VS「餃子の王将」、“1人飲み”するならどっちが正解!?

バーミヤンVS餃子の王将、1人飲みならどっちが正解? プロの決め手は「サラダ」!?の画像1
Wikipediaより

 夏を感じさせる暑い日も増えてきた、今日この頃。仕事が終わってから、冷たいビールを“ゴクッ”と飲みたくなるなんて人も、多いのではないでしょうか? そんな時、1人でも気軽に立ち寄りやすい店といえば、中華ファミレス。1人分のおつまみメニューが用意されている店が多いだけでなく、お得な価格も“ちょい飲み”の強い味方ですよね。

 そこで今回は、管理栄養士の猪坂みなみ先生が、中華ファミレスの2大人気店「バーミヤン」と「餃子の王将」から、栄養面を見ておすすめしたい“1人飲みにぴったりなメニュー”を、それぞれ3品チョイス。最後に、どちらのお店がよりおすすめなのか、ジャッジしてもらいました!

バーミヤンおすすめメニュー「ネギ塩冷やしトマト」(329円、税込み/以下同)

 冷やしたトマトに白ネギがトッピングされ、塩ダレで味をつけたシンプルなメニュー。「生ビール(中ジョッキ)」と「おつまみの麻辣ピーナッツ」、そして「選べる小皿メニュー」のセットで769円という、お得な「晩酌セット」の「小皿」にも選べる一品です。

 トマトには、強い抗酸化作用を持つリコピンが含まれていますが、この成分は、アルコールを過剰に摂取したときに発生する活性酸素をやっつける役割も。お酒を飲むときには、特にしっかり摂取しておくといいでしょう。

 それだけでなく、トマトの成分には、アルコール代謝をスムーズにする働きがあると考えられており、酔いが回るのを緩やかにしてくれたり、酔いが覚めるのを早めてくれたりします。二日酔いの予防にも、ぜひ選びたいですね。

バーミヤンおすすめメニュー「海老イカ帆立の油淋鶏ソース」(598円)

 3種類の海鮮と野菜に、甘酢しょうゆダレがしっかりと絡んだメニュー。海老やイカ、帆立などの海鮮にはタウリンというアミノ酸が含まれており、肝臓の能力を強める働きがあるため、お酒のお供にぴったりだといえるでしょう。また、たんぱく質と野菜をどちらも摂取できる点もうれしいですね。

バーミヤンおすすめメニュー「牛肉の酸辣炒め」(659円)

 牛カルビ肉と野菜を酸っぱ辛く味付けした炒め物。こちらも、たんぱく質と野菜類の栄養を一皿で摂れるメニューです。牛肉には肝臓の機能の維持に役立つメチオニンというアミノ酸が含まれているので、肝臓のケアのためにも摂り入れたい栄養素だといえます。

 ただし、牛カルビ肉はもともと脂身の多い部位なうえに、中華の炒め物には油が多く使われているため、脂質はやや多め。ほかにおつまみを選ぶなら、サラダや豆腐など、脂質の少ないメニューを中心に選び、カロリーオーバーにならないよう調整してみてください。

気がつけばチェーン店ばかりでメシを食べている
今日はバーミヤン、明日は王将という選択!