伊藤まきの「お片付けSOS」相談!

片付けの「プロが買わない」100均の収納ボックス10選! ダイソーの○○は優秀

2022/06/06 19:30
伊藤まき(収納ライター)

整理収納アドバイザーの伊藤まきが、片付けに訪問した現場で「よくやる作業」「よく伝えるおすすめ収納法」を紹介していきます!

前回の好評企画、片付けの「プロが買わない」アイテムの第2弾、「100均収納ボックス」編です。頑張ってモノを減らしても、すぐ散らかるとお悩みの方は「収納ボックスの選び方」を見直すとよいかもしれません。

 100均にはさまざまな収納ボックスがありますが、片付けのプロが買わないタイプとその理由、解決案を紹介していきます。

白い収納箱ブームに心移りしたことも(C)maki_organize

 ここ数年、「100均収納品」の改良が以前よりスピーディになったと感じませんか? SNSの影響で消費者の声が早く届くのかなと思っています。だからといって「便利とうわさの新商品」に飛びつかず、ゆっくり考察するのが「必要なモノ」だけで暮らす片付けの本質です。

 というわけで、いろいろな「100均収納ボックス」を買って失敗した整理収納アドバイザーの目線から、選び方や使い方を10パターン紹介します。

*価格はすべて2022年6月時点の情報(ライター調べ)

【NG収納ボックス.1】100均「不織布の収納袋」

型が不安定で、押し入れにうまく入らない(C)maki_organize

 大切なモノをホコリから守る「不織布の袋」です。幅広いサイズ展開で、ベッド下収納から文庫本まで大容量で110円とお安く購入できます。この収納袋に、衣替えや布団などを収納しているお家も多いですね。しかし、型崩れしやすい、重ねられない、経年劣化でちぎれるなどの問題が目立ちます。

【1の解決案】四隅が頑丈な「ジッパー付き収納ボックス」

左から、スリコ、ダイソー、セリア(C)maki_organize

 不織布より「100均のビニール製の収納ボックス」のほうがおすすめです。中身が見えるので、在庫の有無を忘れる心配もありません。布モノの収納なら「圧縮」もできるので、コンパクトにまとまります。型もしっかりしているので、軽めの収納なら「タテ置き」も可能です。

【NG収納ボックス.2】100均「掃除機で空気を抜く圧縮袋」

掃除機を出すのが面倒でした(C)maki_organize

 収納グッズとして世に出た頃は革命的だった「圧縮袋」シリーズ。ふかふかの羽毛布団がコンパクトに変わる映像など、通販番組の目玉商品として知る方も多いと思います。ところが、わざわざ掃除機を出して空気を抜く作業が大変なので「いつかやろう」と、持っているだけに。片付けようと思った時に、すぐ解決しにくい点が買わない理由です。

【2の解決案】厚手の「ビニール袋」やハンディラップを使用

圧縮したい時はハンディラップも便利(C)maki_organize

 掃除機で空気を抜くほど「薄く」なりませんが、厚手のビニール袋でも十分圧縮できます。昨今のファストファッションの流行で、洋服も使い捨てするケースが増えているのでは。大量の洋服を保管することがなくなったなら、先の「ジッパー付きの収納ボックス」で、詰め込むだけでも小さくなります。

【NG収納ボックス.3】100均「ケーブルボックス」

静電気による汚れも目立ちやすい(C)maki_organize

 ケーブルの配線をスッキリする「ケーブルボックス」ですが、100均のアイテムは軽いので不安定になりがちです。ふたがパカパカ開くのと、埃を吸着しやすい素材でもあります。また、電源タップを収めるにはサイズが足りません。

【3の解決案】床に直置きしない「スチール製」に

配線は、床に直置きしない型が理想(C)maki_organize

 片付け時は「ワイヤーネット」を使って、配線をまとめます。ただ、あくまで一時的な手法。ケーブル配線の専用品ではないため、強い強度の素材に買い替える検討をしましょう。ずっしりと重たい、スチールや硬い木材が理想的。2,000円前後の予算が必要なので、必要性を試してから選ぶとよいと思います。

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