しいちゃんの芸能解説講座【裏】

いとうまい子、松村雄基、伊藤かずえ……大映ドラマ俳優の現在

2022/06/02 17:42
サイゾーウーマン編集部

――サイゾーウーマンの管理人で芸能通のしいちゃんが、編集部員を相手にこの1週間で話題になった芸能ニュースを解説!

写真ACより

編集G 今期放送中の連続ドラマ『やんごとなき一族』(フジテレビ系)が、「大映ドラマっぽい」とネット上で話題みたいだね。大映ドラマは、1980年代に大流行した大映テレビ制作のドラマ。ベタなドロドロ展開が特徴なんだって。

しいちゃん そういえば、当時、大映ドラマ『高校聖夫婦』(83年)『少女が大人になる時 その細き道』(84年)『不良少女とよばれて』(同、いずれもTBS系)、『ザ・スクールコップ』(88年、フジテレビ系)などに出演していた、いとうまい子(当時は伊藤麻衣子)が、5月28日、自身の公式インスタグラムで、「5月27日株式会社リソー教育の株主総会にて、社外取締役として正式に選任されました。貢献出来るよう尽力してまいります」と報告していたよ。

編集G ちょっとちょっと、しいちゃん何歳!? 私も見たことないドラマばっかりスラスラ並べないで。そういえば、いとうって、早稲田大学でロボットの研究開発をしてたよね。

しいちゃん いとうは2010年に早稲田大学人間科学部eスクールへ入学。その後、同大学院に進学してロボットの研究開発を行い、AIベンチャー企業のフェロー(研究員)に就任するなど、俳優業と並行して研究者としても活躍している。リソー教育は、学習塾のTOMASなどを運営する会社だよ。ちなみに、いとうは今年8月に58歳になる。

編集G へえー。5月に公開された映画『劇場版 おいしい給食 卒業』では、給食のおばさん役を演じているよね。還暦間近ながら、俳優業に研究にパワフルだ。

しいちゃん 社外取締役就任については、一部ネット上で「ただのお飾り」「広告塔」「芸能人という特権を利用している」という批判が噴出しているものの、大半は「いくつになっても挑戦することは素晴らしい」「憧れる」「好感が持てる」といった好意的な意見が多い。

編集G お飾りだの広告塔だのいっても、そもそも芸能人としてこの年令まで活躍し続けていること自体がすごいし、さらに研究者だよ。十分でしょ。

しいちゃん 80年代の大映テレビのドラマといえば、絶対にはずせない存在が松村雄基。松村は『不良少女とよばれて』のほか、『スクール☆ウォーズ』(84~85年)『乳姉妹』(85年)『ポニーテールはふり向かない』(85~86年、いずれもTBS系)、『花嫁衣裳は誰が着る』(86年)『アリエスの乙女たち』(87年)『ザ・スクールコップ』(88年、いずれもフジテレビ系)といった多数の作品に出演。

編集G 看板俳優だね。90年代のトレンディドラマにおける吉田栄作、今でいう菅田将暉⋯⋯いやそれ以上? そんな松村は今どうしてるの?

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