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【薬剤師監修】「セルライト」を無理に潰すのはNG! 凹凸した見た目を改善する、部位別ケア方法

2022/05/24 13:30
相田彩(薬剤師)
【薬剤師監修】「セルライト」を無理に潰すのはNG! 凹凸した見た目を改善する、部位別ケア方法の画像1
写真ACより

 お尻や太もものセルライト……気になっていませんか? 凸凹した見た目だけでなく、肌のハリやツヤもなくなるセルライトは、できればなくしたいものですよね。そこで今回は、取り除くことが難しいやっかいなセルライトの正体とケア方法を、薬剤師の相田彩氏が解説します。

1.「セルライト」の正体や原因は、一体何?

 セルライトは、皮膚の下の肥大化した脂肪細胞に余分な水分や老廃物が蓄積して、塊となって沈着したもの。体に悪影響はありませんが、皮膚がボコボコしてしまうので、見た目が気になる人も多いでしょう。

 セルライトができるのは、肥満や加齢、運動不足、食事の偏りなどが原因で、うまく代謝されなかった老廃物が脂肪とともに凝り固まってしまうため。血行不良や冷え、ホルモンバランスの乱れなども原因として挙げられます。セルライトをなくすには、運動や筋トレ、脂質や糖質の制限などが効果的ですが、自力で除去するのは困難です。

 老廃物と脂肪が結びついているセルライトは、簡単なマッサージでは消せませんので、自力で無理やり潰そうとするのはNG。あざになったり、内出血を起こしたりする場合もあるので、専門のマッサージや、痩身エステなどを利用することをおすすめします。

2.セルライトの凸凹を改善する、部位別ケア方法

 セルライトは放置しておくと、どんどん目立ってしまいます。改善のためには、血流やリンパの流れをよくして老廃物を排出させることが必要。また、継続したケアによって凸凹を目立たなくすることも可能です。ここでは、部位別のケア方法を解説していきます。

「太もものセルライト」ケア方法

 太ももについたセルライトには、酸素を取り込んで脂肪を燃焼させる有酸素運動がおすすめ。有酸素運動は、開始20分後くらいから脂肪が燃焼しはじめるので、継続して続けられるウォーキングやランニングが理想的です。太ももの表と裏の筋肉を伸ばすことで、筋トレや血流改善を目指せるので、雨の日などはおうちで踏み台昇降をするのもよいでしょう。

「お尻のセルライト」ケア方法

 お尻のセルライトをなくすには、スクワットが向いています。足を肩幅の1.5倍程度に広げ、背筋を伸ばしたまま、お尻を引くように腰を下げましょう。10回3セットが目安です。

「おなかのセルライト」ケア方法

 おなか周りは油断しがちですが、セルライトができやすい部分。筋力低下を防ぐために、ストレッチや腹筋などがおすすめです。また、リンパの流れをよくするために、脚の付け根などをグリグリとマッサージするのもセルライトの進行を防ぐのに有効。

「二の腕のセルライト」ケア方法

 二の腕のセルライト対策には、わきの下にあるリンパ節をマッサージしましょう。肌を何度も触ることになるので、荒れないように注意が必要です。あらかじめ保湿クリームやジェルなどを塗ってから、わきの下を30秒ほどもみほぐすことをおすすめします。

心も体もととのう 漢方の暮らし365日
見ないようにしてたけど、現実と向き合うか……