仁科友里の「女のための有名人深読み週報」

「みちょぱの彼氏」以外の肩書がほしい大倉士門……加藤浩次の「ヒモキャラ」アドバイスに感じた世代間のズレ

2022/05/12 21:00
仁科友里(ライター)

大久保佳代子「0からキャラを作ると、ウソだとバレる」という教え

 それでは、大倉はどうしたらいいのか。2017年6月4日放送の『テレビじゃ教えてくれない!業界裏教科書』(ABEMA)で、オアシズ・大久保佳代子は、キャラの作り方について、極楽とんぼの2人とはまた別の切り口から、「0からキャラを作ると、ウソだとバレる」「自分の中にあるものを、膨らませていく」といった話をしていたことがある。

 大倉の場合、SNSのフォロワーの85%が女性だそうだ。同番組にVTR出演した芸人・マテンロウのアントニーによると、大倉はモデルの女の子とも友達のように自然に仲良くできるそうだし、みちょぱとのLINEのやりとりは1日200往復していると言う。つまり、大倉は「女性ウケ」する何かを持っていて、女性と仲良くすることが得意と言えるだろう。そんな自身の特性を“キャラ”として生かしていくのをおすすめしたい。

 ちょうどいいというべきか、『トークィーンズ』(フジテレビ系)や『上田と女が吠える夜』(日本テレビ系)など、女性向けのトーク番組が増えている今、「女性の会話に違和感なく入っていけるキャラ」というのは需要があるように思う。ほかにも、女性をターゲットにした、女性向けの企画をYouTubeなどで行ってみたらどうか。

 ただし、女性向けキャラで売るのなら、浮気はご法度である。暴露系YouTuber・東谷義和氏に、「ガーシーch」で過去の浮気をバラされた大倉だが、そのあたりのことも注意ながら、MCへの道を歩んでほしいものだ。

仁科友里(ライター)

仁科友里(ライター)

1974年生まれ、フリーライター。2006年、自身のOL体験を元にしたエッセイ『もさ子の女たるもの』(宙出版)でデビュー。現在は、芸能人にまつわるコラムを週刊誌などで執筆中。気になるタレントは小島慶子。著書に『間違いだらけの婚活にサヨナラ!』(主婦と生活社)、『確実にモテる 世界一シンプルなホメる技術』(アスペクト)。

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Twitter:@_nishinayuri

最終更新:2022/05/12 21:00
MICHOPA MANIA
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