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【薬剤師監修】春はストレスで「睡眠の質」が低下!? 3つの原因に合わせた対策方法を解説!

2022/05/10 13:30
竹田由子
【薬剤師監修】春は「睡眠の質」が低下!? 3つの原因に合わせた対策方法を解説!の画像1
写真ACより

 最近、寝付きが悪かったり、夜中に起きてしまったり、「睡眠」についてお悩みではありませんか? 実は、春になると「睡眠の質」が低下しやすいのだとか。そこで今回は、睡眠の質が下がってしまう原因と、その解決方法を薬剤師・竹田由子氏が解説します。

1.ストレスの多い春……「睡眠の質」が下がる原因とは?

 寒い冬からだんだんと気温が上昇し春を迎えますが、この「気候の変化」が睡眠の質を下げる原因になります。さらに、春は新生活のスタートや、それに伴う生活リズムの変動など、「社会的・心理的な変化」を経験する人が多い季節です。

 こうしたさまざまな変化を、心と体が一度に受けるとストレスとなり、心身の不調が起こりやすくなります。これが入眠障害や中途覚醒、熟眠障害のような「睡眠の質の低下」につながる人も少なくありません。

 では、春に受けやすいストレスとは、具体的にどのようなものなのでしょうか? 春に睡眠の質が下がる主な原因を3つ挙げていきます。

1-1.「寒暖差」に体が追いつかない

 朝晩や日によって寒暖差が大きくなる春は、風邪や頭痛、皮膚トラブルなど体の不調を起こしやすくなり、なかなか眠れなくなることも。また、どんなに寝ても疲れが十分に取れないという不調も起こりやすいです。

1-2.「環境の変化」で生活のペースが乱れる

 春は部署異動や進級、進学、転勤など、環境や人間関係が変化する季節。体が新しい生活のペースをつかめないと、質のよい睡眠が取れません。また、慣れない環境での緊張や不安、気疲れで、就寝時に布団に入ってからもスムーズに寝つけないことが考えられます。

1-3.「気持ちの高ぶり」で体と心が興奮状態に

 春は気候や生活がめまぐるしく変化するため、なかなか心が落ち着かず、気持ちが高ぶっている状態が続きやすいです。体にも興奮状態が伝わるので、疲れているのに眠れなくなったり、熟睡できなくなったりしてしまいます。

心も体もととのう 漢方の暮らし365日
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