【サイジョの本棚・打ち合わせ編】

SixTONES・松村北斗の愛読書『北海道室蘭市本町一丁目四十六番地』を読んでみた! キーポイントは「父子関係」と「夢への理解」?

2022/04/29 19:00
保田夏子

SixTONES・松村北斗に『女優の娘』の書評を書いてほしい

ライター・保田 生き方を含めて商品化されてしまうアイドルという職業のヒリヒリした葛藤、それでもやめられないステージの魔力、そして、アイドル仲間との友情が描かれた爽快な青春小説という面も併せ持った作品だから、芸能界に身を置く松村さんの心にも、響くものがあるかなと思うよ。

編集・B子 アイドルを描いたフィクションを、アイドル自身が読んだらどんな感想を持つのか……かなり気になる。あんまりいとに共感されすぎても、ファンとしては複雑な気持ちになりそうだけどさ。

ライター・保田 私たちは、“アイドルのキラキラした部分”しか見てないからね。裏側まで描かれてる作品を「面白い!」と絶賛されたら、確かにちょっと反応に困るな(笑)。

編集・B子 だからこそ、ほっくんに『女優の娘』の書評を書いてほしいかも。2019年から雑誌「東海ウォーカー」(KADOKAWA)でコラムを連載してるぐらい文章がうまいから、きっとファンに刺さりまくる名文が生まれるはず!

ライター・保田 ちなみに、“ダメ男だけど憎み切れない”を極端な形で戯画化した西村賢太さんの作品群や、弘史さんや祖父の定吉さんが生きた当時の室蘭の時代背景がわかる漫画『親なるもの 断崖』(小学館)もおすすめ。どれか松村さんが気に入ってくれるといいな~。

ほっくん、書評書いたらサイ女宛てに送ってね!
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