『ザ・ノンフィクション』レビュー

『ザ・ノンフィクション』こだわりと意地の境界線「泣かないでアコーディオン ~シングルマザーの大道芸人~」

2022/04/11 19:48
石徹白未亜(ライター)

ろっちゃんの発言の真意とは

 息子、ろっちゃんはのりえに「母さぁ、ろっちゃんが小学生になるくらいには(のりえに)相手みつけられるといいね。だってろっちゃんがずっと一緒にいられるわけじゃないからさ」と話したという。

 子どもはたまに大人がドキッとするほど芯をとらえた発言をすることがある。一方で誰かの受け売りを口にすることもあり、4歳のろっちゃんがどこまで本気なのかはわからないが、少なくとも「のりえは苦労している」ということはろっちゃんは十分感じているのだろう。幼くして親の苦労を知るというのも切ないものがある。

 次週の『ザ・ノンフィクション』は「花子と大助~余命宣告とセンターマイク 夫婦の1400日~」コンビ結成から43年の夫婦漫才コンビ、宮川大助・花子。花子は血液のがん「症候性多発性骨髄腫」を患っているが、なんばグランド花月への復帰を誓う。

石徹白未亜(ライター)

石徹白未亜(ライター)

専門分野はネット依存、同人文化(二次創作)。ネット依存を防ぐための啓発講演も行う。著書に『節ネット、はじめました。』(CCCメディアハウス)など。

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いとしろ堂

最終更新:2022/04/11 19:48
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