【連載】堀江宏樹に聞く! 日本の“アウト”皇室史!!

秋篠宮家が「推薦入試」にこだわり続ける事情――学習院のほかは「不合格」だった佳子さまに見る“事実”

2022/03/26 17:00
堀江宏樹(作家・歴史エッセイスト)

秋篠宮家、学習院大学のほかは全て不合格だった佳子さま

堀江 こういうことを掘り返すのは失礼とは承知ですが、秋篠宮家の佳子さまは2014年、大学進学の際、学習院大の内部進学試験に合格した以外、他大の入学試験(詳細不明)は全て不合格だったそうです。しかし、学習院大以外に行きたいという佳子さまの強い意志で、学習院は中退。結果的にICUにAO入試という推薦入試で合格した、ということになっています。

 ここから見えるのは、いくら皇族が入学を希望しても、実力が足りなければ容赦なく落とされる事実です。前回お話した故・篠沢秀夫学習院大学名誉教授の証言とも矛盾していません。

――推薦入試は在学中の成績が大きな評価軸になるとはいえ、学力試験の結果が悪ければ落とされてしまいますよね?

堀江 おそらく秋篠宮家としては、佳子さまのような不合格結果が「将来の天皇」である悠仁親王の進学では絶対に起きないよう、少しでも合格確率を上げるべく、当日の試験の点数だけでなく、高校の成績も多いに反映される推薦入試を選択したのだと思います。

 しかし、その推薦制度も悠仁親王のために作られた特別な制度ではないか? という疑惑がかなり前から生じていますし、そういう声のある制度を利用したことは、悠仁親王の未来にとって、有利な選択にはつながらなかったのではないかな……と考えてしまうのです。

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「まぁまぁでいい」とか学習院が勝手に決めないで?
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