【連載】“買い物狂い” の散財日記 <特別編>

「メルカリより手数料が安い」一方で、「トラブル発生時に助けてもらえない」!? ラクマのデメリット

2022/02/23 21:00
千葉N子(ライター)
写真ACより

 近年、テレビ番組でも特集が組まれ、年々利用ユーザーが増えているフリマアプリ。中でも、圧倒的な知名度を誇るのが「メルカリ」と「ラクマ」でしょう。

 メルカリは株式会社メルカリ、ラクマは楽天グループ株式会社が運営するサービスですが、「違いがよくわからない」という人も多いのではないでしょうか。

 そこで、サイゾーウーマンではフリマアプリヘビーユーザーである買い物好きライター・千葉N子さんによるコラム「“買い物狂い”の散財日記」の中から、メルカリとラクマの大きな特徴についてまとめた記事を紹介いたします。2つのアプリの違いを知れば、賢くお得に買い物を楽しめるはずです!

*こちらも要チェック!

 

「販売手数料」の違いで、ラクマのほうが安く買える!?

 2021年9月に月間利用者数が2,000万人を突破したメルカリは、ユーザー数の多さが特徴ですが、販売手数料として商品価格の「10%」がかかるのに対し、ラクマは「6%消費税」となっています。そのため、商品を出品する際、ラクマのほうが手数料を抑えることができますし、出品者が2つのアプリに同一商品を出品している場合、ラクマのほうが安く買える可能性も高いそう。欲しい商品があれば、メルカリとラクマの両方をチェックすることがおすすめのようです。

 なお、メルカリで出品者に「ラクマで買いたいです!」などと質問のコメントをすると、運営からペナルティを受けるそうなのでご注意ください。 

 また、ラクマはメルカリよりもクーポン発行の頻度が高く、月に何度も5%オフクーポンが発行されるそう。メルカリは割引額の上限が1,000円であることがほとんどなのに対し、ラクマの場合は上限額がないため、よりお得に買い物ができるといいます。

ラクマは、トラブル発生時に「助けてもらえない」デメリットも

 ラクマのほうが安く商品を購入できる可能性が高い一方、「トラブルが起こった際に、なんにも助けてくれません」と語る千葉さん。

 以前、購入した電化製品が破損していたため、出品者に返品を申し入れるも取り合ってもらえず、事務局に問い合わせたそう。しかし、「当人同士の話し合いで解決してください」としか言わず、結局泣き寝入りしたといいます。

 「ラクマの場合は、どんなに揉めても、時間がたてば出品者側に売上金が振り込まれ、強制的に取り引きが終わる」とのうわさもあるとか……。

 対してメルカリは、比較的補償が下りやすい様子。安心して取引したい場合は、メルカリを使うほうがいいのかもしれません。とはいえ、場合によっては全額補償が難しく、2割ほどしか補償が下りないケースもあるそうなので、トラブルを避けるためにも、商品説明や相手の過去の取引評価をしっかり確認し、不明な点はメッセージを送って質問してみるといいかもしれません。

千葉N子(ライター)

千葉N子(ライター)

1,000万円以上の貯金があったにもかかわらず、買い物沼に踏み込み、現在アラフォー貯金0円(むしろマイナス)。毎月、27日に引き落とされるカード利用料に震えながら、今日も元気に散財している。著書に『“買い物狂い”の散財日記: 千葉N子のリアルな家計簿大公開』がある。

Twitter:@chibaenuco

買い物してみた@千葉N子

最終更新:2022/02/23 21:00
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