[女性誌レビュー]「婦人公論」2022年3月号

97歳の看護師に104歳の理容師! 「婦人公論」90代でも働く高齢者に見るツライ将来

2022/02/23 18:00
島本有紀子(しまもと・ゆきこ)
「婦人公論」3月15日号(中央公論新社)

 前回から月刊化した「婦人公論」(中央公論新社)の3月号が発売になりました。特集は「ひとり老後、楽しく自由に最後まで」。久本雅美、水前寺清子、芳村真理、かたせ梨乃など、おひとり様界のスターが明るい老後生活を語っています。

 芳村の「この年齢になって人のことで頭を悩ませるのはバカバカしいわよ」、かたせの「自分の時間をすべて自由に使える」など、心強い言葉の多い今号。さっそく中身を見ていきましょう。

<トピックス>
◎「60代以上おひとり様」のリアルお財布事情
◎池田きぬ「97歳の現役看護師、まだまだ皆さんの役に立ちたい」
◎読者体験記 独居のヒソカな愉しみ

リアルで怖い高齢者のお財布事情

 最初に見ていくのは、特集「ひとり老後、楽しく自由に最後まで」の中の、読者アンケート「『60代以上おひとり様』のリアルお財布事情」です。60代、70代、80代以上と年代別に行ったアンケートで月収、1カ月の生活費、貯蓄額などの平均値が公開されていますが、この結果が怖い。

 60代では仕事をしている人が68%、平均貯蓄額は2158万円。80代以上になると仕事をしている人が0%になり、平均貯蓄額は652万円までダウンしていました。高齢になるとそれまでどおり仕事ができなくなるのは当たり前。しかし働けなくなったからといって生活費が安くなるわけでもない。つまり、貯蓄がどんどん減っていく……というリアルを数字で見せつけられます。

 80代以上の方々の収入は主に年金で、平均は月17万1,071円とのこと。1カ月の平均生活費は16万4,285円で、余裕があるとは言えなさそうです。

 今月号に登場し、明るい一人老後をインタビューで語るおひとり様界のスターたちは、みなさん一世を風靡した方々。彼女たちの平均貯蓄額、月収、生活費も教えてほしい……と感じました。それが読者アンケートと近い結果なのであれば、明るい老後に希望が持てます。ひとりの老後が楽しいのはお金の心配がない人だけなのか!? という疑いはなかなか晴れません。

“働く高齢者シリーズ”に97歳の看護師

 読者アンケートでは80代以上で働いている人は0でしたが、インタビューには97歳で現役看護師として働く池田きぬさん(三重県津市)が登場。

 昨年、エッセイ『死ぬまで、働く』(すばる舎)を上梓した池田さんは、太平洋戦争さなかの19歳のとき海軍施設で看護の仕事をスタート。現在はサービス付き高齢者向け住宅で週1~2回、半日勤務をしているそう。年上の入居者は3人だけ、あとは全員年下とのことで、老老介護を超えています。

婦人公論 2022年3月号
あーあ、死ぬまで働かなきゃいけねぇのかなー
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