【連載】堀江宏樹に聞く! 日本の“アウト”皇室史!!

秋篠宮さまの“プロポーズ美談”は全部ウソ!? 報じられた内容と報道されなかった真実

2022/02/26 17:00
堀江宏樹(作家・歴史エッセイスト)

佳子さまは、秋篠宮さま譲りの「動物好き」

――どのような子育てをなさっていたかに言及はありましたか?

堀江 世間のパパのように、お子さまがたをお風呂に入れてあげたりなさっていたようですよ。ちなみに幼少時の眞子さまと佳子さまは仲良しなぶん、たくさんケンカもなさったとのこと。また、眞子さまは「絵を描いたり、切り絵をしたりとかが非常に好き」。少女時代では、佳子さまのほうがお父さまからの「動物好き」の要素を受け継がれていたそうです。

――そうなのですね。佳子さまの動物好きは初耳でした。

堀江 すべての教育は、お子さまの意思を尊重することに尽きる、という宮さまのモットーに沿って行われていたようですね。宮さまご自身が「両親に感謝することは、私の好きなことをずっとやらせてくれたということ(略)私の好きな分野をずっと歩かせてくれた」と、ご友人におっしゃった言葉にも表れているような気がします。

 「帝王教育」のための“教科書”が天皇家には伝統的にはないというのは、やはり事実のようですが、一般家庭の父母が子どもの興味を広げるのを手伝うように、天皇家でもご両親のお勧めに沿って、お子さまの関心の幅は広がっていったのかな、と。

――興味関心の面では、のびのびと成長できる環境だったのですね。

堀江 ちなみに、好奇心旺盛で、のめりこみやすいが、ある時期が来ると、興味が移り変わっていくという宮さまの性格は、小学校高学年の頃、「おもしろいよ」と父宮(現・上皇さま)から勧められた『南総里見八犬伝』を読み、次いで「八犬伝」の“元ネタ”といえる『水滸伝』に熱中した時期にはすでに明らかになっていました。この時、わずか10歳です。学生時代から宮さまは趣味が「おじんくさい」といわれ続けたそうです(笑)。

――「おじんくさい」(笑)。

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