“噂の女”神林広恵の女性週刊誌ぶった斬り!【第587回】

愛子さまの結婚相手、氷川きよしの活動休止、南果歩と元夫の再会……女性週刊誌記事に見る有名人の「プライバシー問題」

2022/02/01 21:00
神林広恵(ライター)

下世話、醜聞、スキャンダル――。長く女性の“欲望”に応えてきた女性週刊誌を、伝説のスキャンダル雑誌「噂の真相」の元デスク神林広恵が、ぶった斬る!

「女性自身」2月15日号(C)サイゾーウーマン

 ジャーナリストの伊藤詩織さんが元TBS記者・山口敬之氏から性暴力を受けたとして民事訴訟を起こしていた件で、東京高裁が伊藤さんの訴えを認め、山口氏に332万円の支払いを命じた。

 当然の判決に安堵したが、しかし山口氏が安倍晋三元首相と昵懇であり、そして逮捕直前にそれが取り消され嫌疑不十分で不起訴になるなど、政権に絡む疑惑は残されたままだ。そもそも就職の相談に来た若者と関係を持つなどということが合意の有無など関係なく“ありえない”ことなのだが、山口氏はそんなこともわかっていないらしい。アベちゃんのお友だちだからな〜。

第587回(1/27〜2/1発売号より)
1位「氷川きよし 『性を超える肉体改造』不退転の活動休止」(「女性セブン」2月10日号)
2位「南果歩 『息子と元夫と後妻の子と』20年目の“家族”の変異」(「女性セブン」2月10日号)
3位「旧宮家イケメン兄弟が愛子さまの婿候補に急浮上  雅子さま困惑!『せめて結婚は愛子の意思に任せたい…』」(「女性自身」2月15日号)

 素敵な決意だと思う。氷川きよしが今年いっぱいで歌手活動を休止することを発表した。氷川は「なりたい自分になることが自分の人生。ますます自分らしく、自分に素直に」と公言してきたが、それを具体的に実現するのだろう。

 そんな氷川の“なりたい自分”と“活動休止”の理由について「女性セブン」が報じている。いろんなキーワードを散らばせつつ。

「もっと自分らしくなるために、容姿だけでなく、どんどん変えていきたいんです」
「男とか女とかにとらわれない自分らしさに磨きをかけたい」
「性別をも超えて自分らしく変わるために必要な決断」
「映画(『ボヘミアン・ラブソディ』)を見て主人公の苦悩や孤独に涙した」

 ジェンダーを超越し、多様性を自ら体現し、そして美を追求する氷川。これまで“男らしさ”を求められてきたであろう演歌界からの決意。すごいと思う。実際に、その容姿だけ見ても誰の目からもその変化は明らかだ。美しい。断然応援したい。そして、これからも進化し、肉体改造をするための歌手活動休止。お金もいっぱいあるだろうから、やれ! やれ! フレー! フレー! だ。

 復帰したときの美しさを今から期待したいほど。

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