仁科友里の「女のための有名人深読み週報」

朝日奈央のおかげで野呂佳代は変わった!? 自分を立て直すために「人と正しく比べる」必要性

2022/01/20 21:00
仁科友里(ライター)

有吉弘行に“正論”で斬られた野呂佳代

 実際に適性はあったようだが、調子に乗って間違ったスタッフいじりをしたため、野呂いわく、スタッフには「案の定嫌われた」。その後、SDN48に移籍してキャプテンになったものの、「スタイルが悪い」という理由で一切選抜メンバーに選ばれなくなり、劇場しか出番がなくなる。12年にSDN48を卒業した後は、タレントとしての活動を始めた。

 しかし、自分の思い描いていたようなタレント活動ができず、うっぷんが溜まるばかりだったそう。そんな中、野呂は13年に『ロンドンハーツ』(テレビ朝日系)内の企画「有吉先生のタレント“マジ進路相談”」に出演。「パチンコ番組しか仕事がない」と不平不満を述べたところ、有吉弘行に「パチンコ番組全力でやれよ、バカ」とバッサリ斬られていた。

 字面だけで見れば「有吉の言葉はひどい」「野呂がかわいそう」と感じる人もいるかもしれないが、有吉自身も猿岩石として大ブレークした後に仕事がなくなるというどん底を何年も経験し、そこから再ブレークを果たした芸人だ。野呂はすでに知名度があって、パチンコ番組という仕事もあるわけだから、全力でやって話題を集めれば次のステップにつながるはず。そう考えると、有吉の言っていることはすべて正論だろう。

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芸能界で生き残る人って、柔軟な人なんだと思う
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