【管理栄養士が厳選「ズボラ飯」のススメ】

3大コンビニ、スープ&味噌汁を選ぶならココ! プロおすすめ“450円以下”商品9選【セブン、ファミマ、ローソン】

2022/01/14 21:00
猪坂みなみ(いのさか・みなみ)

「おいしいごはんが食べたい、でも自炊するのはめんどくさい!」そんなズボラ女子の救世主といえば、コンビニ・ファミレス・ファストフード! 毎日の食事をおいしく楽チンにするため、管理栄養士・猪坂みなみ先生に、さまざまなテーマに合わせた「おすすめメニュー」を聞いちゃいます。

セブン・ファミマ・ローソン、スープ&味噌汁おすすめ9選

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Wikipediaより

 寒い日が続くと、スープや味噌汁などの温かい汁物が食べたくなりませんか? コンビニでも手軽に買えるので、ランチや夕飯だけでなく、小腹が空いた時にも活躍しますよね。具だくさんのスープや味噌汁は、食事の栄養バランスを整えるのにも役立ちそうですが、実際はどうなのでしょうか?

 そこで今回は、管理栄養士の猪坂みなみ先生に、大手コンビニ「セブン-イレブン」「ファミリーマート」「ローソン」の汁物メニューを比較し、栄養面から見たおすすめ商品を教えてもらいました。

――体を温めてくれる汁物ですが、栄養面から見た特徴はなんですか?

猪坂みなみ先生(以下、猪坂) 温かい液体を胃に入れると、体を内臓から温めることができるので、寒い季節にはピッタリですね。また、具材にもよりますが、具だくさんのタイプであれば、栄養補給にも役立ちます。

 特に野菜は、生で食べるとかさが増してたくさん食べるのは大変ですが、汁物などで加熱をするとかさが減るので、たっぷり食べられますよね。また、野菜を茹でると、その茹で汁と一緒に栄養が流れ出てしまうこともありますが、汁物なら、その栄養を汁ごと摂取できるのも良いところです。

 一方で、塩分の摂りすぎにつながりやすいので注意。1日に2回以上汁物を摂るときは、薄味に仕上げたり、汁を全部飲まないようにしたり、塩分を調整するといいでしょう。

――それではまず、「セブン-イレブン」のおすすめ汁物メニューを教えてください。

「10種具材と生姜あんの和風スープ」321円(税込、以下同)

猪坂 具材が10種類も入っているので、いろいろな食材の摂取に役立ちます。また、生姜あんでとろみがついているため、サラサラのスープよりも冷めにくいというメリットも。とろみのある液体は、胃の中で停滞する時間が長くなるため、その分、体を温めるのに役立つとも考えられます。なので、寒い日には特におすすめの1品です。

「9品目具材の豚汁」321円

猪坂 こちらも、具材が9品目も入っている具だくさんの豚汁。豚肉には、体内で糖をエネルギーに変換するのを助けてくれるビタミンB1が豊富に含まれています。ビタミンB1が不足すると、食欲不振や疲労、だるさなどの症状が現れることもありますので、日々の食事でしっかり摂りたい栄養素です。また、豚肉や豆腐は、たんぱく質の摂取にも役立ちますよ。

「たんぱく質が摂れる 鶏ときのこの和風スープ」321円

猪坂 筋肉のもととなるたんぱく質と、便秘予防などに役立つ食物繊維をどちらもしっかり摂取できる優秀なスープ。また、きのこは成分の9割ほどが水分で、実はとても低エネルギーな食材ですが、ビタミンDやビタミンB群、食物繊維などの栄養素を含んでいます。さらに、きのこに含まれるβグルカンという成分には、免疫力を活性化する効果も期待されているため、風邪を予防したい今の季節にはピッタリですね。

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