ニノの大作ドラマがまさかの……

『相棒』デモ隊場面&『緊急取調室』新キャラが物議! フジ・二宮和也主演作4.9%の衝撃【新春ドラマ視聴率】

2022/01/06 16:55
サイゾーウーマン編集部
写真ACより

 年始はさまざまなテレビ番組が放送され、各局の新春スペシャルドラマを楽しみにしていた視聴者も多かっただろう。しかし「いざオンエアされると、想定外の事態に見舞われたドラマもある」(芸能ライター)という。

「まず、1月1日に“元日スペシャル”として放送された『相棒 season20』(テレビ朝日系)の第11話は、世帯平均視聴率14.5%(ビデオリサーチ調べ、関東地区/以下同)と数字的には好成績を記録したのですが、その内容をめぐってネット上で物議を醸しています」(同)

 同作は、警視庁特命係の杉下右京(水谷豊)と冠城亘(反町隆史)の活躍を描いた刑事ドラマで、第11話には亘の姉・由梨(飯島直子)や、彼女が保護した記憶喪失の男性(イッセー尾形)も登場。右京と亘は、「湊健雄」と名乗る男性の身元調査を行い、やがて驚きの真実が明らかになるという展開だった。

「ストーリーが進む中で、右京と亘が駅の売店を運営する企業・デイリーハピネスの本社を訪れる場面があったのですが、そこには『非正規差別NG』を訴える“デモ隊”も集まっていました。デモに参加していた女性が、いきなり右京らに過酷な労働環境を訴えたり、2人がデモ参加者に取り囲まれ、拡声器で『格差をなくせ!』と叫ばれるシーンも。そんな第11話の放送終了後、同話の脚本を手がけた太田愛氏が『相棒20元日SPについて(視聴を終えた方々へ)』というタイトルでブログを更新しました」(同)

 太田氏は、右京と亘がデモ隊に取り囲まれる場面について「脚本では存在しませんでした」「あの場面は、デイリーハピネス本社の男性平社員二名が、駅売店の店員さんたちが裁判に訴えた経緯を、思いを込めて語るシーンでした」「訴訟を起こした当事者である非正規の店舗のおばさんたちが、あのようにいきり立ったヒステリックな人々として描かれるとは思ってもいませんでした」と想定外の演出だったことを告白。「今、苦しい立場で闘っておられる方々を傷つけたのではないかと思うと、とても申し訳なく思います」と、苦しい胸の内をつづった。

「太田氏の告白はネット上でも拡散され、『太田さんはしっかり取材をして脚本を書かれたようなのに、ドラマ制作側が勝手に面白おかしくしたってことか』『絶対に太田さんの脚本通りにしたほうがよかった』『ドラマの後半、右京さんが低賃金で働かされている労働者について熱弁する場面があったけど、太田さんが指摘するシーンが改変されていなければ、もっと説得力が出たのに』と、制作サイドに対する批判の声が噴出し、物議を醸しました」(同)

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