さざ波アワード2021

山田まりやが「みんな聞きたい」過去の恋バナを大サービス、YouTubeで自己最高記録! “しょーもなニュース”2021

2021/12/31 22:00
佃野デボラ

第1位 林家三平、「笑いが無草地帯」のTikTokを開設

 今年末で『笑点』(日本テレビ系)をクビ……あ、いや、卒業した林家三平。そもそも5年前の大喜利メンバー入りからして母・海老名香葉子によるゴリ押し説が報じられたり、飛ばし記事が御家芸であるはずのスポーツ紙に「視聴者から『つまらない』との厳しい声が多数寄せられていた」と本当のことを書かれてしまったり、ライザップで18.6キロの減量に成功するも、たいして話題にならず、「そもそもどんな体型だったか記憶にない」と言われてしまったりと、彼にとっては大変な1年だったことだろう。

 そんな三平が今年6月、満を辞して公式TikTokを開設。クオリティの低いダンスや変顔を披露する動画を頻繁にアップしている。もとよりSNSはインスタグラム(2016年1月〜)も、Twitter(2019年11月〜)もやっていた三平だったが、どちらもあまり話題にならず、公式マークももらえず、「ダイエット大成功」への反応と一緒で「あ、やってたんだ」というのが大方の認識ではなかろうか。

 そんな彼が若年層ユーザーの多いTikTokに藁にもすがる思いで飛びつく心理は理解できなくもない。センスある「映え」が求められるインスタグラムや、小洒落たウィットや面白話が求められるTwitterと異なり、ただ音楽に合わせて適当に踊ったり変顔をしておけばなんとかなるTikTokは、まさに三平向けSNSと言えるのではないだろうか。

 ちなみに「いいね」の数は、三平単体の投稿で200を超えることは珍しく、ほかの芸人や落語家とのツーショットになると跳ね上がり、最も「いいね」が多かったのは林家木久扇とのツーショットダンス(8千超えいいね)であった。どこまでいっても自力ではブレークできない、バズれない、落語会随一の「Mr.小物」。来年はいいことあるといいですね。

 ということでね、2022年はスポーツ各紙さんがこんな泡沫連載と競合するようなことがないぐらい、happyなビッグニュースで世の中があふれていますように。良いお年を!
(※本文中の動画再生回数、「いいね」の数はいずれも本稿執筆時のものです)

佃野デボラ(つくだの・でぼら)
ライター。くだらないこと、バカバカしい事象とがっぷり四つに組み、掘り下げ、雑誌やWebに執筆。生涯帰宅部。

最終更新:2021/12/31 22:00
MARIYA’S OLU OLU Hawaii 山田まりやの家族で行くリフレッシュハワイ / 山田 まりや 著
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