[連載]ヤリチン卒業!! 叶井俊太郎の子育て奮闘記

まさかの事態に、急きょ区役所へ! 娘が入学する公立中には、いまの小学校からの入学者が来年度ゼロ!?

2021/11/22 19:00
叶井俊太郎(映画プロデューサー)
来年度、娘が入学する公立中にはいまの小学校からの入学者がゼロ!? まさかの事態に、急遽区役所への画像1
(C)倉田真由美

 いよいよ来年4月から娘ココは中学生になります。通学先は、自宅から徒歩5分ほどの公立中学校Aだとばかり思っていたんです。ところが先日、目黒区教育委員会から封書が届き、読むとココが通うのは自宅から徒歩20分以上はあるB校だった! 資料を読むと、隣接の中学校への変更願いの手続きができると書いてあります。なので、徒歩5分の中学校に変更願いを記入して返送しました。

 そもそも目黒区はここ数十年公立中学校の統廃合が続き、中学校の数が減ってるんですよ。オレが中学生のころには目黒一中~十一中と、東山中学校の12校があったはずですが、40年たった今は一、七、八、九、十、十一中と東山中、統合した大鳥中、中央中の9校に。減ってる理由は、少子化はもちろん、私立中学への受験が増えたのも一因だと思います。ココの学校でもクラスの半分は中学受験するみたいだし。

 目黒区に限らず都心に住む小学生は、私立中学を受験する子が多いと思う。ココの小学校から、指定されたB校に行く子は今のところゼロ! ほとんどのクラスメイトはA校に行くことに。仲良しの友達と同じ中学がいいというので、変更願いを申請したわけです。

 先日には中学校の件でまた封書がきました。なんでもA校への応募が定員オーバーしたので、抽選になるそう。応募者109人のうち30人前後が当選。抽選は担当部署の人たちが行うそうですが、抽選を見学することはできるよう。会の日時が決まったというお知らせだったので、参加したら有利になるかと思っていってみました。ちなみに、落選した子は補欠となり、来年2月15日以降にA校への通学予定者が私立への入学や転居などの申し出があれば、補欠の子たちが繰り上がるとのこと。

 抽選会当日、会場の目黒区役所に5分前に行くと、それらしき保護者は誰もいない! 「オレだけかよ!」と思ってると、ようやく2人の保護者が来ました。子どもが通う中学校が決まるというのに、参加しないものなのか……。そんなわけで抽選会が始まったのですが、機械とかじゃなく、なんと商店街の抽選会などでよく見る、回転式のガラガラ! その回転式抽選機に109までの番号書いてある玉を入れ、職員がガラガラ回すわけです。

 願掛けながら見守っていたけど、ココは結果的に落選! マジか! せっかく抽選会に参加したのに……。とりあえず補欠だから完全にダメなわけではない。その夜、ココに「中学校の抽選会で落選してしまったよ」と伝えると、「えー! まあでもしかたないね。みんなと別々の中学でも新しい友達を作るし!」と前向きな返事。この子は、こういうことで落ち込んだりぐずったりしないし、切り替えが早い! なるようにしかならんと悟ってるな。

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