【管理栄養士が厳選「ズボラ飯」のススメ】

「カレーハウスCoCo壱番屋(ココイチ)」プロおすすめのメニューベスト3! 選ぶべき&避けるべきトッピングも紹介

2021/11/10 20:00
川村郁子(管理栄養士)
「カレーハウスCoCo壱番屋(ココイチ)」トッピングはこれが正解! 「栄養たっぷり&うま味が増す」組み合わせは?の画像1
Wikipediaより

 11月10日放送の『林修のニッポンドリル』(フジテレビ系)にて、「カレーハウスCoCo壱番屋売上番付」企画が行われる。

 国内外合わせて1,400店舗以上を展開するカレーライス専門チェーン店・カレーハウスCoCo壱番屋。番組では、多種多様なメニューが揃う同店の中で“最も食べられている”人気のグランドメニューを、ランキング形式で発表していくようだ。

 一方で、ココイチといえば豊富なトッピングメニューも見逃せない。そこで、以前「おすすめメニュー」と「最強トッピング」を管理栄養士が発表した記事を再掲。『林修のニッポンドリル』の売上番付と合わせて、ぜひ商品選びの参考にしてほしい。

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「おいしいごはんが食べたい、でも自炊するのはめんどくさい!」そんなズボラ女子の救世主といえば、コンビニ・ファミレス・ファストフード! 毎日の食事をおいしく楽チンにするため、“お酒とおつまみ大好き”管理栄養士・川村郁子先生に、さまざまなテーマに合わせた「おすすめメニュー」を聞いちゃいます。

「カレーハウスCoCo壱番屋(ココイチ)」メニューベスト3&最強トッピングを発表!

 コロナ禍での外出自粛をきっかけに、テイクアウトをよく利用するようになった人も多いのでは。特にカレーは手軽にがっつり食べられることもあり、人気が高いようです。そこで今回は、カレー専門チェーン店の“王者”ともいわれる「カレーハウスCoCo壱番屋(ココイチ)」にスポットを当て、栄養面から見た“ベストチョイス”を川村先生に聞きました。

――「ココイチ」のカレーには、どのような栄養素が含まれているのでしょうか?

川村郁子先生(以下、川村) ココイチのベースになっているカレー(ポーク、ビーフ)は、お肉や玉ねぎ、炒める際の油脂、スパイスなどの調味料、ごはんという構成です。ここから摂取できる栄養素は、タンパク質、脂質、炭水化物などのエネルギー源、ビタミンやミネラル、食物繊維などの微量栄養素となります。

 ココイチの公式サイトで数値を見てみると、「ポークカレー」(税込514円)のカロリーは755kcalで、「ビーフカレー」(税込641円)は862kcal。見た目はほとんど変わりませんが、ビーフカレーのほうが100kcal以上高くなっていますね。また、気になるポイントとしては、どちらも食塩相当量が3.2gとやや高め。福神漬けを食べすぎないように注意したり、塩分量の少ないトッピングを選ぶなどして、調整するといいでしょう。

――ではまず、グランドメニューの中から、栄養素の面から見た「ベスト3」を教えてください。

川村 納豆とオクラ山芋がのった「ネバネバ三昧カレー」(税込776円)が特によさそうですね。大豆のタンパク質や鉄と食物繊維、そして、オクラ山芋でも食物繊維をプラスすることができます。ポークカレーのタンパク質が11.5gなのに対し、ネバネバ三昧カレーは19.5gなので、栄養バランスを取るにも優秀なメニューです。

「カレーハウスCoCo壱番屋(ココイチ)」公式サイトより

 カロリーを抑えつつ、タンパク質やミネラル類をプラスしたい場合は、魚介類を使ったメニューがおすすめ。中でも「たっぷりあさりカレー」(税込703円)は、魚介類が好きな方に喜ばれそうですね。本当は野菜がもうちょっと欲しいところなので、サイドメニューのサラダやトッピングで補いましょう。また、どうしてもお肉が食べたい場合は、比較的脂質が少なめな「チキンにこみカレー」(税込757円)を選ぶとよさそう。この3品が、特におすすめできるグランドメニューです。

 ちなみに、もっと極端に炭水化物を抑えたい人は、ライスの代わりにカリフラワーを使った「低糖質カレー」(税込611円)というメニューもあります。糖質を気にされる方や、頻繁にココイチに行く方は、こういったメニューを活用するのもアリだと思います。

CoCo壱番屋 とび辛スパイス ココイチ秘伝のスパイス (2本セット)
「カレーにほうれん草を入れよう」とひらめいた人、ありがとう