[連載]30代女子の「煩悩部屋」ビフォーアフター

食器棚の「○○ケース」をなくして、収納力アップ! 家事効率がグングン上がるビフォー・アフター実例集

2021/10/25 19:30
伊藤まき(収納ライター)

[2.Before]食器棚の左側(2)のゾーン

3段すべて、グラスやカップ類を収納していました(C)サイゾーウーマン

 食器棚の左側(2)のゾーンです。食器を収納ケースにまとめると、出し入れが面倒になりほぼ使わなくなります(前回の記事参照)。一見すると、空間をフル活用した収納に見えますが、デッドスペース(▲写真参照)が多くなります。

[2.After]取っ手付きケースをやめて離乳食グッズを

Kさん宅にあった寸胴型の100均ケースを使用(C)サイゾーウーマン

 出し入れがしやすい、3段目の棚に「離乳食グッズ」を用意。子どもの成長に合わせて、入れ替えやすい棚に変えました。上の棚には大皿を。以前は取り出しにくかったグラタン皿も、すぐ使えるようになりました。

 Beforeにあった、カップ類は「引き出し収納」へ移動。かさばる「収納ケース」をなくして、使用頻度の高い棚へと変わりました。

[ポイント.1]取っ手付き収納ケースは、隙間だらけ

赤い部分がデッドスペース(C)サイゾーウーマン

 かさばる「取っ手付き収納ケース」の中身です。デッドスペースが多いので、食器棚の「収納力」が減ります。取っ手の凸凹で奥行きが狭くなり、箱の中身も隙間だらけです。

 収納が少ないキッチンで「取っ手付き収納ケース」を使う場合は、高さのあるグラスのみ。保管したい食器のみ、少なく使います。

[ポイント.2]空間をフル活用できる「収納ケース」の選び方

片手で出し入れできて、中身が見えるケースが◎(C)サイゾーウーマン

 食器棚で収納ケースを使う場合、「透明のケース」「中身の半分見えるケース」「寸胴型のデザイン」「高さ10cm以内」がおすすめです。吊戸棚やクローゼットなら「保管用の収納ケース」なので見えなくてもOKですが、食器棚は「よく使うモノ」だけを「見える」ように収めます。

 また、収納するモノは「軽いモノ」だけが◎。手前に引き出すだけで、サッと取り出せるモノを入れます。

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取っ手付きは買わないと心に決めたよ