「つけてみそかけてみそ」で、シメまでおいしい「鶏すき焼き」レシピ！　名古屋の万能みそダレを調味料ソムリエが簡単アレンジ

――日本各地のご当地で愛され続ける、家庭料理の味。北海道から沖縄までそれぞれの地域でロングセラーを誇るローカルな商品を、調味料ソムリエ／野菜ソムリエ・MICHIKOさんが紹介していきます。

愛知県のご当地調味料：つけてみそかけてみそ

　名古屋と言えば、赤味噌文化。なめらかな舌触りと独特のコクがあり、栄養価も高く、健康や美容、アンチエイジング効果があるといわれ、名古屋めしにとりこになる方も多いそうです。

　「つけてみそかけてみそ」は、創業191年の老舗味噌屋ナカモ（株）が作った商品。自社で作られた自社で作られた豆麹100%の豆味噌と、甘口白みそを混ぜ合わせた上品な甘さの「万能みそだれ」です。

　名古屋では昔から、赤味噌・酒・みりん・砂糖等を混ぜ、田楽みそやおでんのたれ、味噌カツのたれ等のメニュー専用たれが作られていましたが、週に一度だけの登場だったりします。そこで、何にでも合うような味――例えば、卓上醤油ならぬ、卓上味噌を目指して出来上がったのが、この「つけてみそかけてみそ」なのです。容器もマヨネーズチューブ系でサッとかけて使えて、便利。商品のネーミングがとても覚えやすいですよね。CMソングは一度聞いたら忘れないとか。まさにご当地に根付いている万能みそだれです。

味付け卵はいくつでも食べられるおいしさ！

　「つけてみそかけてみそ」は万能みそだれです。何にでもつけたり、かけたりすれば、あなたのアイデアが光る食卓になります。

　オススメは味付け卵。ラップを広げて、つけてみそかけてみそを塗り、茹で卵をのせて包み、冷蔵庫で1日味を染み込ませます。いくつでも食べられるおいしさです。肉味噌にはごま油でひき肉を炒め、味つけはこれだけ。ニンニクをプラスすればリピートしたくなる味わいに。

　マヨネーズと混ぜれば、野菜のディップやお好み焼きに。炒めたナスとピーマンや焼うどん、麻婆豆腐、リゾットの味付けに。そのままかければ、ご飯のお供に。納豆に入れれば、納豆の臭いも気になりませんよ。

　9月には「から揚げに！つけタレ！かけタレ！」が、新発売されました。その名の通り、から揚げ専用のタレです。甘みそ風味とピリ辛油淋鶏風味があります。これ1本あれば、あなたも料理上手に♪

【つけてみそかけてみそ】アレンジレシピ：鶏すき焼きの味噌風味

　上品な甘さがクセになる味わい♪　調味料はひとつだけ♪

【材　料】（1～2人分）　スキレット（直径約20cm）
鶏ささみ肉　2本
長ねぎ　３／４本
しめじ　１╱２パック
えのきだけ１╱３袋
赤パプリカ　１╱４個
豆苗　１╱３パック
結びしらたき　3本
焼き豆腐　１╱４丁
卵　1個
炒め用オイル　小さじ２

（Ａ）つけてみそかけてみそ　大さじ２、水　150ml

【作り方】
１）鶏ささみ肉はひと口大に切り、野菜類と焼き豆腐は食べやすい大きさに切る。
２）スキレットにオイルを入れ、鶏ささみ肉と長ねぎを加えて炒め、（Ａ）を加えて沸騰すれば、結びしらたきと焼き豆腐、残りの野菜類を加えて煮込む。
３）全体に火が通れば、出来上がり。
４）溶き卵にからめながら、いただく。
＊お好みで七味唐辛子や山椒を振っても。
＊シメは雑炊やうどんを加えても。

【つけてみそかけてみそ】アレンジレシピ：チーズみそディップとサラダの朝ごはん

◎チーズみそディップ：クリームチーズ　1個（16g）とつけてみそかけてみそ　小さじ１を混ぜ、食パンに塗る。＊トーストにも。
◎ドレッシング：つけてみそかけてみそ、レモン汁　各小さじ１、オリーブ油　大さじ１、を混ぜ、生野菜等と和える。