2021年10月前半映画館動員ランキング

佐藤健『護られなかった者たちへ』が初登場3位、木村拓哉『マスカレード・ナイト』“1ランクダウン”もまだまだ高評価! 映画動員ランク

2021/10/16 11:00
サイゾーウーマン編集部

ジョニー・デップ&真田広之の社会派映画もランクイン

 田中圭と中谷美紀出演の『総理の夫』は、公開3週目で6位に登場。原田マハのベストセラー小説『総理の夫 First Gentleman』(実業之日本社)を原作とする本作は、日本史上初の女性総理となった妻・相馬凛子(中谷)と、史上初のファーストジェントルマンとなった夫・相馬日和(田中)の激動の日々を描く。

 重々しい政治色を省いたライトなコメディタッチで描かれる2人の日常が好評で、SNS上では「終始笑える」「爆笑しながらも泣ける作品」など、反応も上々。くしくも、現実の日本では衆議院が解散して総選挙が行われるタイミングとあって、より作品に入り込めるかもしれない。

 7位は幸福の科学総裁・大川隆法が原案・製作総指揮を務めた長編アニメーション『宇宙の法―エローヒム編―』、8位はロングランが続く細田守監督『竜とそばかすの姫』、さらに9位も『僕のヒーローアカデミア THE MOVIE ワールド ヒーローズ ミッション』と、アニメ映画が3作品並んだ。

 10位はジョニー・デップ、真田広之らが出演し、日本の水俣病の問題を描いた『MINAMATA −ミナマタ−』が公開3週目でランクイン。水俣市が同作の後援を拒否するなど内容は賛否両論だが、キャスティングの豪華さも含めて話題性は高い。

 レビューサイトには「病名だけは知っていましたが、映画で実情を知り愕然。今までの自分が恥ずかしいです」「社会の授業で勉強した以来忘れていた水俣公害問題をあらためて考える機会になっただけでも、この映画の存在意義は大きい」といった声が多く、水俣病について知識が乏しい人ほど必見の作品といえそうだ。

【全国映画動員ランキングトップ10(興行通信社調べ、10月2~10月8日)】

1位 007/ノー・タイム・トゥ・ダイ
2位 マスカレード・ナイト
3位 護られなかった者たちへ
4位 劇場版 Free!the Final Stroke 前編
5位 死霊館 悪魔のせいなら、無罪。
6位 総理の夫
7位 宇宙の法―エローヒム編―
8位 竜とそばかすの姫
9位 僕のヒーローアカデミア THE MOVIE ワールド ヒーローズ ミッション
10位  MINAMATA −ミナマタ−

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最終更新:2021/10/16 11:00
護られなかった者たちへ
邦画も「社会派エンタメ作品」が増えるといいな~
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