そのラインをついてきますか

「オードリーに取って代わられた」「ネタ番組に呼べない」テレビマンが明かす、扱いづらい芸人3組

2021/10/06 11:00
村上春虎
写真ACより

 芸能界に数え切れないほど存在するお笑い芸人。バラエテイはもちろん、さまざま番組に笑いをもたらすなくてはならない存在だが、中には「テレビで扱いづらい」芸人もいるようだ。

 まず、テレビマンから名前が挙がったのは、9月29日放送の『有吉の壁 2時間SP』(日本テレビ系)に出演して話題を呼んだ、お笑いコンビ・キャイ~ン。

 番組コンセプトは「次世代を担う若手お笑い芸人たちが、有吉弘行が用意した『お笑いの壁』に挑戦し、壁を越え芸人として成長する」というもの。シソンヌ、パンサー、チョコレートプラネットなど若手・中堅の精鋭が出演する中、芸歴30年のベテラン・キャイ~ンが初登場。業界内外の注目を集めた。

「奔放なボケを繰り出すウドと、独自の視点からツッコミを入れる天野によるコンビですが、今やその組み合わせは、オードリーなどに取って代わられてしまった。また、“仲良し芸人”の先駆けであったものの、今はコンビ間で仲たがいするような時代でもないので、仲の良さも売りとして弱くなっている。お笑い界での存在感がだいぶ薄くなっていた中での『有吉の壁』初参戦でしたが、有吉の笑いを取ることはできませんでした」(放送作家)

 キャイ~ンの同世代は、ナインティナイン、千原兄弟、ネプチューンなどバラエティの第一線で活躍するベテラン芸人ばかり。キャイ〜ンもコンビで長寿番組『もしもツアーズ』(フジテレビ系)のレギュラーを番組開始当初から担当し、個人でも活動中だ。

「地上波で彼らを見かける機会はめっきり少なくなりました。彼らの代表番組でもある『もしもツアーズ』も、今や裏番組の『満天☆青空レストラン』(日本テレビ系)にほぼダブルスコアで続けている。いま改めて起用するにしても扱いづらい存在です」(同)

 続けて、もう1組、というか先月「もう1人」になった芸人の名前も挙がった。

「蛍原徹です。先月、結成から32年という雨上がり決死隊を解散したことは、もはや誰もが知るところ。しかし、これだけ大きなトピックがあるにもかかわらず、ゲスト出演が今一つ増えていない。というのも、誰よりもその解散を語りたがらないからです。芸人であれば、元相方へのボヤきを笑いにして“ひと稼ぎ”できそうなものですが……。解散をネタにしていいのか読めないため、非常に扱いづらいんです」(業界関係者)

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