【管理栄養士が厳選「ズボラ飯」のススメ】

【マクドナルド】朝マック「栄養バランス◎」! 管理栄養士が選ぶ“最高のセットメニュー”3つ

2021/10/13 20:15
川村郁子(管理栄養士)

 10月13日放送の『林修のニッポンドリル』(フジテレビ系)にて、「マクドナルド人気番付」企画が行われる。

 今年で日本上陸50周年を迎えたマクドナルドを記念して、番組では「バーガー」と「サイドメニュー」の人気ランキングを発表。また、パティを作る巨大工場内の取材や、お笑い芸人・あばれる君が“極秘施設”に潜入するとのことで、マクドナルドの裏側も明らかになりそうだ。

 そこで、「朝マック」をテーマにサイドメニューやドリンクの選び方を解説した記事を、放送に合わせてあらためて掲載したい。

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 「おいしいごはんが食べたい、でも自炊するのはめんどくさい!」そんなズボラ女子の救世主といえば、コンビニ・ファミレス・ファストフード! 毎日の食事をおいしく楽チンにするため、“ジャンクフード大好き”管理栄養士・川村郁子先生に、さまざまなテーマに合わせた「おすすめメニュー」を聞いちゃいます。

「朝マック」を健康的に楽しむには? おすすめサイドメニューを紹介

Wikipediaより

 会社へ行く前に、ちょっと寄り道して食べたくなってしまうのが、マクドナルドの「朝マック」。駅前のお店に駆け込みたくなる日、たまにありませんか? 「エッグマックマフィン」や「ハッシュポテト」など、朝しか食べられない特別メニューも魅力的です。とはいえ、朝からジャンクフードって、やっぱりちょっと気が引ける……。おいしく健康的に「朝マック」を楽しむ方法について、川村先生に聞きました。

――実際のところ、「朝マック」は栄養価的に見ていかがですか?

川村郁子氏(以下、川村) 「エッグマックマフィン」(脂質:13.5g)のように、卵とベーコンのメニューであれば、朝食に大切なタンパク質を摂取でき、かつ脂質が低いのでいいと思います。でも「マックグリドル ソーセージエッグ」(脂質:33.2g)や「ソーセージエッグマフィン」(脂質:30.6g)などは、朝食べるにはちょっと脂質が多いですね。また、サイドメニューに「ハッシュポテト」や「ホットアップルパイ」を選んでしまうと、より脂質や糖質が多くなります。さらに「コカ・コーラ」などの甘いジュースを選ぶと、糖質のとりすぎになってしまいますね。

 もちろん、たまに食べる程度であればいいのですが、頻繁に食べるようでしたら、サイドメニューやドリンクの選び方を工夫してほしいと思います。逆に言えば、メインのバーガーやサイドメニュー、ドリンクを上手に選んだセットメニューにすれば、栄養バランスを整えることは可能です。

――“とりすぎ”のことを考えると、「単品で注文すればいいのでは?」と思ってしまいますが、セットにする理由はなんですか?

川村 例えば、先ほど脂質が多いメニューとして挙げた「マックグリドル ソーセージエッグ」を単品で頼めば、たしかにセットで注文するよりカロリーは低くなります。でも、ビタミンや食物繊維が不足してしまい、栄養バランスが偏りがち。サイドメニューとうまく組み合わせることで、全体的なバランスを整えられますから、セットで注文するのをおすすめします。

――では、栄養バランスを整えた「朝マック」のチョイスを教えてください。

川村 エネルギーと脂質が高すぎず、タンパク質がしっかりととれる、栄養素的に良さそうな「メイン」は、以下の3つです。

【マクドナルド】朝マック「栄養バランス◎」! 管理栄養士が選ぶ最高のセットメニュー3つの画像1
マクドナルド公式サイトより

1)「エッグマックマフィン」 エネルギー:311kcal/脂質:13.5g/タンパク質:19.2g
2)「フィレオフィッシュ」 エネルギー:341kcal/脂質:14.6g/タンパク質:15.6g
3)「マックグリドルベーコンエッグ」 エネルギー:396kcal/脂質:18.1g/タンパク質:15.7g

 やはり、メインに選ぶバーガーは「卵×ハム」といったシンプルな組み合わせのほうが、朝マックの中では比較的エネルギーも脂質も抑えられそうです。ソーセージ系は全体的に、エネルギーも脂質も糖質も高くなりがちでした。

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