[連載]30代女子の「煩悩部屋」ビフォーアフター

IKEA定番人気「カラックス」のNG収納例! ワンオペ育児の汚リビングを、プロがスッキリ片付け

2021/08/23 19:30
伊藤まき(収納ライター)

連載企画「30代女子の「煩悩部屋」ビフォー・アフター」の新シーズンが始まりました。今回は、汚部屋あらため「汚家(おうち)」をまるごと片付けます! クライアントは板橋区・3SLDKの一軒家に家族4人で暮らす兼業主婦のKさん(37歳)です。

相談「リビングが狭く感じて、落ち着かない」板橋区・Kさん(37歳/会社員役職)

 汚家まるごと変身企画“15回目”です! 家族が集う「リビング」を片付けていきます。Kさんのお悩みは「リビングが狭く感じて、落ち着かない」こと。この部屋の主な目的は、子どものお世話(学習と遊び)。育児中は散らかることが前提なので、「片付けやすいリビング」を目指します。

 また、大人がリラックスできるように、部屋の模様替えもしました!

[Before]リビングの入口から見えるスペースをチェンジ!

(C)maki_organize

 Kさんのお悩みは「リビングが狭く感じて、落ち着かない」こと。ワンオペ家事のストレスを軽減するため、ナチュラルカラーで統一して「韓国インテリア」に変えていきます。ナチュラルカラーなら、居心地の良い部屋を作ることでリラックスできるはずです。

カゴのバスケットは、自然素材が剥がれるため処分(C)maki_organize

 部屋が重たく見える理由の一つが、黒い色のIKEAのカラックスです。さらに、中のモノが見えないため、家族みんなの「あれどこ?」に応じる面倒が生じます。埃汚れも目立ち、掃除をやっても無駄~という気になりがちです。散らかりやすく、やる気が起きないリビングになった原因です。

中身がわからない収納で、家事の負担が増えた!?(C)maki_organize

 スッキリしたリビングを作るためのルールはひとつ、「今使うモノだけ」を置くこと。な~んだという声が聞こえまずが、割と実践している家が少ないと思います。

 例えば、子どもが幼いのに大人の本やゲーム、生活雑貨が収納を埋め尽くしていませんか? それが、床上や棚上にモノが散らかる原因のきっかけです。

というワケで、「今使ってないモノ」は収納を用意した別の部屋へ移動しました。

[育児中の絶対ルール] 毎日使うモノ以外、この部屋に残さない!

1軍と2軍と記した箱が、「今ここで使うモノ」(C)maki_organize

 育児中のリビングは、大人の私物を置かないほど片付けやすくなります。特に、収納がない家は「絶対ルール」です。子どもは基本的に、散らかします。でも、元に戻す場所が簡単なら片付けることができます。

 事前に、仕事部屋(1F)子ども部屋(3F)着替え部屋(洗面所)と、目的を持つ収納を用意したので分別も進みました。

IKEA ビニール製ショッピングバッグ KLAMBY
3人に一人はカラックス使ってる印象