妊娠線や年齢は無問題!

モデル体形やグラマラスでなくても自信を! “多様な美”を示す「SI」モデル13人のメッセージ

2021/08/21 14:00
堀川樹里(ライター)
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 アメリカの人気スポーツ雑誌「スポーツ・イラストレイテッド」(以下、SI)。毎年水着特集号を発行しており、近年では人種、体形、職業、年齢を問わず“多様な美”を追求していると高い評価を受けている。

 2021年の「SI」水着特集号は、7月22日に発売された。表紙を飾ったのは、女子プロテニス選手の大坂なおみ、女性ラッパーのメーガン・ジー・スタリオン、俳優のレイナ・ブルームの3人。大坂は日本人として、メーガンは女性ラッパーとして、レイナは有色トランスジェンダー女性として初めて表紙を飾り、大きな話題になった。

 毎年表紙と同じぐらい水着特集号で注目を浴びるのが、誰もが応募できるオーディション「モデル・サーチ」を勝ち抜いた女性たち。15人前後まで絞られたファイナリストの中から、5人前後が選ばれるというもので、17年からはインスタグラムで気軽に応募できるようになったことから、参加者は年々増加。美しいだけでなく、個性的な女性が採用されるようになり、モデルの登竜門ともいわれている。

 今年4月、そのモデル・サーチのファイナリスト15人が発表され、「6人が雑誌のモデルに採用される」と報じられた。誰が選ばれるのか、期待が高まる中、「SI」は「今年は13人を採用した」と発表。大量採用にネット上は大盛り上がりした。

 今回はそんなモデル・サーチで選ばれた13人の女性たちを、彼女たちが米芸能誌「People」に語った「若いころの自分へのアドバイス」と共に紹介しよう。

アマンダ・ケイ

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 カーヴィーモデル(プラスサイズモデル)として活動しているアマンダは、カナダ出身。1歳の時に両親と共に中東に移住し、ヨルダン、エジプト、イギリス、アブダビ、ドバイと、異文化の中で育った。8年前に大学進学のため帰国。以来、トロントで暮らしている。

 彼女が最初に同誌を知ったのは高校生の時。最初は興味が湧かなかったそうだが、自分と似たような体形のアシュリー・グラハムが表紙を飾ったのを見て、「“どんなサイズの女性も美しい”というメッセージを感じた」「自分に自信が持てるようになった」と好感を持つようになったんだとか。

若い頃の自分にアドバイス:自分を偽らず、自分自身を愛し続ければ、なんだってかなう

アリー・ コートナル

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 アリーはカリフォルニア出身。モデルとして活動しており、程よく筋肉がついた健康的な体形である。

 サッカー経験者の彼女は、女子サッカー選手のアレックス・モーガンがモデルとして採用された「SI」水着特集号をみて、「自分と同じタイプの体形だ!」と興奮したとのこと。スポーツ選手が登場するのを楽しみにしており、また、健康美を売りにしているクリッシー・テイゲンが表紙を飾った14年の特集号は「ガール・クラッシュ(女性として女性に惚れる憧れること)」だったと告白している。

若い頃の自分にアドバイス:自分に価値があると決めるのは自分自身。自分を愛し、メンタルヘルスの維持・ケアを最優先させて

ガブリエラ・ハリケス

 

 少なくとも200着は水着を持っているという、カリフォルニア州出身のカーヴィーモデル。10万近いインスタグラムのフォロワーを持つインフルエンサーとしても知られている。

 自分には無縁だと思っていた「SI」だが、2016年に自分と同じ体形のアシュリー・グラハムが表紙を飾ったことで、「自分にもできる」と興味を持つように。モデル・サーチに参加したことで、「誰かのために変わる必要はない。そのままの自分に自信を持つことが美しい」と悟ったそう。

若い頃の自分にアドバイス:みんなそれぞれが唯一であり、美しいということに気づいてほしい。この世に自分は1人だけなの

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