[連載]ヤリチン卒業!! 叶井俊太郎の子育て奮闘記

夏ということで不思議で怖い話を……「血まみれ新聞紙女」の恐怖体験! 西麻布の交差点で夜中2時……

2021/08/16 19:00
叶井俊太郎(映画プロデューサー)
(C)倉田真由美

 今回は、夏ということで不思議で怖い話です。

 この数年、毎年夏になると夜に近所の公園に小学生の娘ココと行って、セミの幼虫を捕まえてました。自宅の植木に幼虫をつけ、そこで羽化して成虫する様子を観察するわけです。今年は引っ越しをしたのですが、新たな自宅には植木がない。どうしたものかと思ってたら、ココが「ここであれば幼虫も羽化できると思う」と、自分の自転車のカゴの網に幼虫を置いたのです。そしたら羽化の準備に入ったので、そのままカゴの網に幼虫を置いておきました。翌朝見てみると抜け殻だけあったので、無事にセミになって飛び立ったみたい。

 しかし翌日、ココの自転車のカゴの中にセミの死骸が! どういうこと? 成虫になったセミがカゴに戻ってきて死んだ? いや、セミは一週間ほど生きるのでそれはないか。じゃあ、別のセミがココの自転車のカゴの中で死んだ? まあ、考えられる原因はそれしかないか。

 なんか怖いなぁ……と思っていたら、さらにその翌日、玄関のココのスニーカーの中でセミの死骸が見つかった。ココは「偶然でしょ!」とまったく怖がらないけど、オレと妻くらたまは「セミの幼虫を公園から持ってきたからセミが怒ったんだよ! セミの呪いか?」と大騒ぎ。本当にマジでビビりました。

 だって、玄関に置いてあるスニーカーの中にセミの死骸が入るって、どういう状況? 玄関の天井にくっついてたセミが死んで、偶然スニーカーの中に入ったってこと? 偶然にしてもスニーカーに入るなんて、すごい確率でしょ! マジでセミの呪いかも……。

 さらに翌日、今度はベランダにセミの死骸! これは普通に寿命で死んでしまったセミだと思いますが……3日連続でセミの死骸攻撃を受けるだなんて、完全に呪われてる? 今後はもうセミの幼虫を捕まえないと決めました。そんな中でも、ココは「父ちゃんはセミの呪いとか言ってるけど、全部偶然!」と断言。まったく怖がらないんだよな。

 ちなみに、オレも心霊体験はまだありません。10代の頃は、心霊スポットや自殺の名所、廃墟によく行ってたんですが、幽霊を見たことはない。でも高校2年で伊豆諸島の新島に行った時、海をバックに友人たちと写真を撮ったら、そこになぜか座ってるお坊さんが写ってました。これは友人たちと、「あそこに坊さんはいなかった! 心霊写真だ!」と盛り上がりましたね。オレはこの心霊写真をネタに、女子たちに「うちに心霊写真あるから見ない?」と家に誘う口実にしてましたけど。

最恐怪奇読本ザ・怖い話(2021)
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