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LINEのグループチャットに先生から連絡、返信すべき? ママ友から注意されモヤモヤした“先生と保護者の距離”問題

2021/08/15 18:30
池守りぜね(ライター)

今や日常生活において、かかせないツールとなっているコミュニケーションアプリ「LINE」。かつては子どもの送迎時に、ママたちが立ち話をしているような光景が見かけられたが、時間に追われ忙しく過ごす共働き世帯が増えた今、ママたちのコミュニケーションの場は、LINEのグループチャットになっているという。そんな、ママたちの「グループチャット」から浮き彫りになった、彼女たちの悩みや、苦悩、気になる話題を覗いてみる。

LINEのグループチャットに先生から連絡、返信すべき? ママ友から注意されモヤモヤした先生と保護者の距離問題の画像1
写真ACより

 きょうだいを持つママの場合、それぞれのママ友との間でグループチャットを作成し、情報交換を行っている人も多いだろう。さらに、学校の役員ごとや子どもが通う塾や習い事先など、常に複数のLINEグループに参加している人は、通知が鳴りやまないこともあるのでは? あまりに身近な連絡ツールとなったため、中には学校の先生や、習い事先の先生ともLINEのIDを交換することもあるようだ。今回は、“先生との距離感”について悩んでいるという女性のエピソードを紹介する。

息子が通う空手教室の先生と連絡先を交換。“連絡網”だと思って既読スルーした結果……

 首都圏に住む沙織さん(仮名・32歳)は、6歳になる息子を持つママだ。幼稚園児の息子は、空手を習っているという。

「息子が通う空手教室は、幼稚園に教えに来ていたことがある先生が開いています。幼稚園でのレッスンは1年間だけでしただが、その後、息子が興味を持ったので、仲が良い男の子と土曜日に教室へ通うようになりました」

 教室の主催者である先生と生徒の保護者たちは、LINEのグループチャットを使ってレッスンの休校や、欠席などの情報を共有していた。沙織さんは、先生やほかのママたちとLINEを交換することにためらいを感じたが、連絡手段のひとつとしてグループチャットに参加したという。そこでのやりとりは、先生から保護者への連絡が主だそうだ。

「緊急事態宣言中は、レッスンが休講になってしまうことも多く、イレギュラーなスケジュールだったため、グループチャットには先生から頻繁にメッセージ送られてきました。グループ宛てだったので、特に私から返信はしないでいたところ、空手教室のママ友から『沙織さんは返信をしないから、先生が心配していたよ』ってメッセージが来たんです」

 どうやら、沙織さんにメッセージを送ってきたママは、先生と直接LINEでやりとりをしていた様子。沙織さんは、「グループチャットはあくまで“連絡網”だと思っていたので、先生に直接はメッセージを送らないようにしていました。でも、中には『子どもがもっと家で練習をしたい』という相談など、こまめに先生に相談しているママもいたようです」と語る。

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