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汗っかきな42歳女性、「大人のあせも」で周囲の目が気になる! 塗り薬も効果薄……悩みの体質から改善した方法とは?

2021/07/27 13:30
tata(薬剤師)
写真ACより

 「ベタつく汗で体中がかゆい」「あせもがひどくて、半袖を着るのが恥ずかしい……」みなさんは、こんな悩みを抱えていませんか?

 暑い夏に吹き出す汗は、スポーツや温泉などでスッキリかく汗とちがって不快ですよね。夏場の汗はさらに、「あせも」などの肌トラブルを引き起こす原因にも。そこで今回は、あせもの原因と対処法について薬剤師が解説します。

1.ひどいあせもで引きこもりがちに……周囲の目線も気になる!

 これからご紹介するのは、“大人のあせも”に悩むみのりさん(仮名)42歳のエピソードです。ここ数年、夏場にあせもができて困っているというみのりさん。もともと汗っかきな体質だといいます。

「保育士の仕事をしているので、天気がいい日はほぼ毎日、子どもたちと汗だくになって一緒に園庭を走り回っています。保育室は室温を下げすぎてはいけないので、部屋に戻っても汗はなかなか引きませんし、最近はウイルス対策の室内換気のため、窓を開けて過ごすことが多い。そのため、室内にいても滝のような汗が止まらず、最近、ひどいあせもができてしまったんです」

 子どもたちの世話でバタバタしているから、自分のことは後回しになりがちですが、拭いきれなかった汗は、そのままあせもの原因に……。特に首元や腕といった目につくところのあせもは、周囲の視線も気になってしまい、大きな悩みを抱えてしまったそうです。

「外に出て汗をかきたくないから、休日はエアコンのきいた部屋に引きこもるようになりました。肌を出していると、無意識にボリボリとかいてしまうため、長袖や首元の隠れる洋服を選ぶようになったんです。しかし、ますます体内に熱がこもって、汗が出るようになった気がします」

 皮膚科から塗り薬を処方されたものの、汗で流れ落ちてしまうためか、あまり効果を感じなかったそう。かゆみ止めの薬を飲んでも、あせも自体が治ることはなかったといいます。

「これ以上、あせもがひどくなるかもしれないと思うと、仕事中もなかなか外に出られなくなってしまいました。暑い夏だって、大好きな子どもたちと思いっきり触れ合って遊びたいのに……何かいい方法はありませんか?」

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