人のクセを笑ってイジるのも終わりにしよっか?

『スッキリ』コメンテーター、「ヘラヘラ笑って不快」「酔っぱらってんのか?」と不評!? 「酒類提供の店利用」で適性問う声も

2021/06/16 18:54
村上春虎
『スッキリ』(日本テレビ系)公式サイトより

 6月16日放送の『スッキリ』(日本テレビ系)に、エッセイストの岸田奈美氏が出演。飲食店での酒類提供や、東京五輪の観客数についてコメントしたが、その言動に辛らつな声が上がっている。

 番組では、緊急事態宣言解除の焦点の一つとして、飲食店における酒類提供の解禁に注目が集まっていると紹介。岸田氏は、「お酒は別に売っていいのではないかと思っていた」と、自身は寛容な立場だったと踏まえた上で、「この間、飲食店に行ったら、やっぱりダメだなと思った」と話しだした。

「岸田氏は、緊急事態宣言中に酒を提供する飲食店を利用したと明かし、『すごい酔っぱらっているお客さんがいらっしゃって。酔うと聴覚とかが鈍くなってきて、声が大きくなってきたりとか、距離が近くなったりする』と現場の様子を説明。『飛沫とか飛んだりするのは、きついなと思ったりした』と話し、対策として『むちゃくちゃ席離すとか、飲食店の人から怒られてシュンとするとか、なんか対応しないといけないなと変わりました。最近で』と、笑いながら持論を展開。実際に店を見てから、酒類の提供は禁止すべきだと意見が変わったそうです」(芸能ライター)

 続いての話題は、東京オリンピック・パラリンピックの観客数について。国立競技場は本来、6万8,000人を収容可能だが、今大会では最大1万人収容となる可能性が出てきているという。ただし、政府内では1万人の上限を設けず、収容人数を50%以下とする案も議論されたといい、政府関係者からは「国立競技場は3万4,000人入ることになるので、テレビに映ったときのインパクトが強すぎる」との意見も上がったと紹介された。

 MCの加藤浩次は、この政府関係者の意見について「感染対策としての話をしてほしいんだけれど、インパクトなんかどうでもいいんだよ!」と怒りを見せていたが、一方で岸田氏は、「インパクトと聞いて、『なるほどな』と思った」と納得したようだ。

「岸田氏は先日、取材で甲子園球場に出かけたそうで、『4万人くらいのところに1万人ちょいしか入っていなくて、席から見たらガラガラなんですよ。声も聞こえない』と、笑いながら振り返りました。空席が多かった一方で、『テレビで見たら、正面から見たら、むっちゃ密に見えて、私もTwitterで「むっちゃ密じゃないですか」と言われて。現場にいたら全然いないのに、テレビとかで見ている人が「むっちゃ人が入っているじゃん!」という不安になって、言う人がいるんだろうな』と、高速トークで持論を展開。テレビの映像と現場では、人数の体感が大きく違うと主張しました」(同)

 ネット上では、こうした岸田氏の言動に「ヘラヘラ笑わないで」との声が飛び交っている。発言の意図よりも話し方に視聴者の関心は集中したようで、「笑いながらしゃべっていて、不快でしかない」「酔っ払ってんのか?」「テレビ向きではない」「話がヘタすぎ」などと、不評を買っているのだ。また、コロナ禍にアルコール提供の店を利用したことについて、「酒出してる飲食店に行ってる人がコメンテーターなの?」と適性を疑う声も聞こえる。

 同氏の経歴を見ると、昨年10月、経済誌「Forbes」(リンクタイズ)が選出する、世界を変える30歳未満のイノベーターのアワード「30 UNDER 30 JAPAN」を受賞している。注目の若者を起用する『スッキリ』の気持ちもわかるが、テレビ出演によって岸田氏の評判が落ちてしまっては、なんとも悲しい結果ではないだろうか。
(村上春虎)

最終更新:2021/06/16 18:54
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