ルールって絶対じゃなくて、変えていくもの

うつ告白の大坂なおみ、セリーナら共感の声! 仏テニス連盟には「なんたる皮肉」「卑怯者」と怒声上がる

2021/06/02 18:13
堀川樹里(ほりかわ・じゅり)
gettyimagesより

 女子プロテニスプレーヤーの大坂なおみ(23)が、試合後の記者会見によって自身のうつや不安症がコントロールできなくなると告白し、世界中で議論を呼んでいる。

 事の発端は、現在開催中の全仏オープン開幕直前の5月27日、大坂がTwitterで「アスリートの心の健康状態を無視している」として、試合後の記者会見には応じないと表明したこと。全仏オープンを取り仕切る仏テニス連盟のジル・モレトン会長からは「大いなる過ち」と批判され、女子世界ランキング1位のアシュリー・バーティ(25)や男子3位のラファエル・ナダル(34)らは、「気持ちはわかるけど、記者会見も仕事のうち」との見解を示した。

 宣言通り、1回戦勝利後の記者会見を欠席して罰金1万5000ドル(約165万円)を科され、「違反を繰り返したら、さらに重い処分を科す可能性がある」と通告された大坂は、Twitterで「変化は人々を不快にさせる」と反発したり、インスタグラムのストーリーに主催者への抗議らしきものを投稿。

 姉・まりが、米電子掲示板「Reddit」に、「“クレーコートの成績がよくない”とばかり言われるから、精神状態に悪い。だからボイコットする」と書き込んだことから、ネット上では「嫌なことはしたくないという態度はどうなの?」「会見も仕事のうち。それだけの賞金をもらっているんだし」と批判のほうが多く目についた。

 しかし31日に、大会主催者が大坂の棄権を発表し、彼女自身がTwitterでうつや不安症に苦しんでいることを告白すると、空気は一転。ジャーナリストや先輩プレイヤーから同情が寄せられた。

 大坂は、6月1日にFacebookで「今回のことは、数日前に投稿したときには想像もしていなく、意図もしていなかった状況です」と投稿。記者会見拒否を表明するタイミングがあまりよくなかったこと、意図をもっとはっきり伝えるべきだったことを認めた上で、「私はメンタルヘルスを軽視したり、軽々しくその言葉を使ったりはしません。実は、2018年の全米オープン以降、長い間うつ病に苦しみ続け、その対処に本当に苦労してきました」と告白した。

 続けて、自分は内向的で、試合では不安を紛らわすためにヘッドフォンをつけていると説明し、「テニスメディアの方々はいつも私に親切にしてくれました(特に、私が傷つけてしまったかもしれない、ジャーナリストの皆さんに謝りたいです)しかし、私はもともと人前で話すのが得意ではなく、メディアの前で話す時は大きな不安に襲われます」と説明。

 そして、「ここパリでは、すでに弱気になって不安になっていた自分がいたので、ケアをするために記者会見を欠席したほうがいいと考えたのです。先に発表したのは、一部のルールがとても時代遅れだと感じていて、そこに光を当てたいと思ったからです」と記した。大会主催者側には謝罪の手紙を書いたとして、時期を見て「選手やプレス、ファンのためにもっと良い方法を検討したいと思っています」と意欲ものぞかせている。

ジャパンタイムズ・ニュースダイジェスト(Vol.75(2018.11))
「時代遅れのルール」を見つめる機会に

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