知られざる女子刑務所ライフ118

覚醒剤は“怪物”! 元ポン中が「薬物依存の後遺症と戦い続ける清原さんはすごい」と激励

2021/05/30 16:00
中野瑠美改め瑠壬(作家)

 覚醒剤の使用や密売などで逮捕起訴され、通算12年を塀の中で過ごした後、その経験を基にさまざまな活動を続ける中野瑠美さんが、女子刑務所の実態を語る「知られざる女子刑務所ライフ」シリーズ。

清原和博さんのYouTubeに感動

 清原和博さんのYouTubeチャンネル「清ちゃんスポーツ」見てます?

 5月15日公開の「清原薬物の恐ろしさを全部語る」は、清原さんが今の苦しさをぜんぶしゃべっていて、感動しましたよ。

 清原さんは、クスリ(覚醒剤)を完全にやめた今も、うつ病と不眠症で、ずっと耳鳴りがしていて、緊張すると手の震えが止まらなくなるそうです。特に、5月6日にクスリを使ったことがあるホテルでインタビューを受けた時は、インタビューの最中にフラッシュバックして、自己否定でどんどんつらく苦しくなったそうです。しばらく電話も出られず、すべてを投げ出したくなってんけど、薬物依存に詳しいお医者さんに相談して、今はだいぶ回復しているようです。

 なんで、そんな事故物件みたいなホテルでインタビューするのか謎ですが、清原さんとしては「薬物で苦しんでいる方に力になれればと思い(インタビューを)受けた」そうです。それが「自分の思い上がりだった」と。そう言い切れる清原さんは、さすがですね。それに、「自分は多くの人に応援してもらって、インターネットやテレビに出てがんばれているが、そうやない人もいてる」と、ほかの人のことも思いやれるのがステキでした。

女子刑務所ライフ!
人気者以外にも苦しんでいる人はいる
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