【管理栄養士が厳選「ズボラ飯」のススメ】

人気牛丼チェーン3店、プロが勧める“660円以下”ピリ辛メニュー4選! 「ダイエット中」OKな一品は?【松屋、吉野家、すき家】

2021/05/14 21:00
川村郁子(管理栄養士)
人気牛丼チェーン3店、プロが勧める660円以下ピリ辛メニュー4選! 「ダイエット中」OKな一品は?【松屋、吉野家、すき家】の画像1
Wikipediaより

「おいしいごはんが食べたい、でも自炊するのはめんどくさい!」そんなズボラ女子の救世主といえば、コンビニ・ファミレス・ファストフード! 毎日の食事をおいしく楽チンにするため、“お酒とおつまみ大好き”管理栄養士・川村郁子先生に、さまざまなテーマに合わせた「おすすめメニュー」を聞いちゃいます。

松屋・吉野家・すき家、食欲そそる“ピリ辛メニュー”No.1はコレ!

 5月とは思えない暑さの日が続いたと思ったら、急に肌寒くなったり、この時期は体調管理が難しいですよね。ステイホームが続き、体力の低下も気になる今、食事でしっかり栄養を取って、体調を整えたいもの。そこで今回は、手軽におなかを満たせる人気牛丼チェーン「松屋」「吉野家」「すき家」の3店から、食欲をそそる“ピリ辛メニュー”に注目。おいしく食べてしっかり栄養を補うには、どんなメニューを選べばよいのか、管理栄養士の川村先生に教えてもらいました!

――辛い食べ物には「食欲増進の効果がある」と聞きますが、これは本当ですか?

川村郁子先生(以下、川村) 唐辛子などに含まれるカプサイシンという辛味成分は、口や食道、胃などを刺激します。個人差はありますが、少量であれば、この刺激が唾液の分泌を促して、食欲増進につながるんです。しかし、大量に食べすぎると刺激が強くなりすぎて、胃粘膜などを傷つけてしまう恐れがあるので、“ピリ辛”程度がいいでしょう。

 また、牛丼メニューの特徴としては、基本的にごはんの量が多く、肉を甘じょっぱい味付けにしていることから、カロリーが高くなりがち。なるべく野菜の入っているメニューを選んで栄養バランスを整えたり、食事の前後に運動するなど、うまく調整してほしいですね。

――ではさっそく、「松屋」のおすすめピリ辛メニューから教えてください。

「旨辛牛焼ビビン丼(並盛)」550円/税込、以下同

川村 「旨辛牛焼ビビン丼」は、青ネギやキムチなどが乗った牛丼ですね。牛肉や卵でタンパク質、ビタミンB群などを補えるほか、発酵食品のキムチを一緒に摂れるのもポイント。発酵食品には、ビタミンCやカロテン、ポリフェノールなどの抗酸化物質が豊富に含まれています。

「ネギたっぷり旨辛ネギたま牛めし(並盛)」430円

川村 こちらのメニューは商品名の通り、たっぷりの青ネギにピリ辛のたれがかかった牛丼です。青ネギは、βカロテンを多く含む緑黄色野菜の一つであり、ビタミンCやカリウム、カルシウムなど、不足しがちなビタミン、ミネラルも多く含んでいます。牛肉と卵からは、タンパク質やビタミンB群などを補うこともできますよ。

「急に辛い物が食べたくなる現象」に名前をつけたい