コラム
【連載】“買い物狂い” の散財日記 第107回

メルカリで新品2万4,000円の服が半額に!? 値下げに成功した、出品者の心を動かす“コメント”とは?

2021/04/18 19:00
千葉N子(ライター)

 定価2万4,000円の今期のタグ付き新品なのに、そこまで値切られちゃうの~~~!? さすがに1万円で売るのは癪でしたが、はやく売りたい気持ちもあり、「1万2,000円でお願いできないですか?」と聞いてみることに。すると「1万1,000円でお願いします」と言われ、結局その価格で売ることにしました。

 思い返してみると、どう考えても私の価格設定ミス。新品タグ付きの今期の商品なら、せめて1万5,000円くらいは要求してもよかったのだと思うのです。メルカリの悲しい宿命といいますか、出品者側は「この価格なら売ってもいいかな」と思うギリッギリの価格で最初から設定するのですが、購入者側からすると「出品価格=定価」みたいな気がしてしまい、「もうちょっと安くなるんじゃねーか」と思ってしまうんですよねえ……。だから、出品すると、手慣れたユーザーから「2,000~3,000円オフ」くらいを要求されてしまうのです……。

 特に洋服というジャンルは価格設定が難しい。例えば、ベイクルーズストアなどで入荷してもすぐに完売になってしまうような服は、その服を求めてメルカリで探す人もいます。そういう場合には服の値段は定価、それ以上でも売れます。今回私が出品した服は、「今期のアイテム」で「新品未使用」だったので、いつかその服をオンラインストアで見て、「これが欲しい!」という人がピンポイントで探しに来る可能性もあったわけです。うーん、見誤ったあ……!

 しかし、今回値下げを要求してきた方のコメントが本当に絶妙で、つい売っちゃったのよねえ……。私が思わずコロリといってしまったコメントがこちら。

 まずは、ファーストコメント。

「初めまして。気になって拝見させていただいております。お値下げされたばかりで大変厚かましいのですが、○○円でお譲りいただくのは可能でしょうか? ご無理はなされないでくださいませ。ご検討いただければ嬉しいです。よろしくお願いいたします」

 次に、値引き交渉コメント。

「そうなんですね。失礼なお願いをして申し訳ありませんでした。○○円でも難しいでしょうか? これ以上は控えます。引き続き検討いたしますので、よろしくお願いいたします」

 肝の部分はココ、「これ以上は控えます」というコメント。「ここまでが出せる限界」と言われると、「その価格で譲ろうかなあ……」という気持ちになるではありませんか。また、丁寧で感じの良い方だなと思うと「スムーズに取引してもらえそうだからこの人に譲りたい」という気持ちにもなります。皆さんがメルカリをするときに役立ててくださいませ!!

千葉N子(ライター)

1,000万円以上の貯金があったにもかかわらず、買い物沼に踏み込み、現在アラフォー貯金0円(むしろマイナス)。毎月、27日に引き落とされるカード利用料に震えながら、今日も元気に散財している。著書に『“買い物狂い”の散財日記: 千葉N子のリアルな家計簿大公開』がある。

Twitter:@chibaenuco

買い物してみた@千葉N子

最終更新:2021/04/18 19:00
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