どうあがいても……

『ラヴィット!』初回2.7%の大苦戦は、前時間帯『あさチャン!』の呪縛!? 長年低迷も“芸能界のドン”パワーで打ち切られず?

2021/03/30 19:17
サイゾーウーマン編集部
『ラヴィット!』(TBS系)公式サイトより

 3月29日、TBSの朝8時枠で、新番組『ラヴィット!』がスタートした。麒麟・川島明司会による「ニュースを取り上げない」スタイルのバラエティということで、ワイドショー路線の前番組『グッとラック!』とは真逆のコンセプトを打ち出したものの、初回の世帯視聴率は2.7%(ビデオリサーチ調べ、関東地区/以下同)という惨敗ぶり。この結果については、他局だけでなく、TBSからも「ある程度は予想できていたこと」という声が聞こえてくるが……。

 同日の裏番組では、『とくダネ!』(フジテレビ系)の後番組である、谷原章介司会の『めざまし8』が開始。こちらは6.2%と、民放キー局の同時間帯では3位のスタートを切った。

「フジ、TBSとも想定されていた通りの結果で、少なくとも半年程度は、この視聴率水準のまま、大きな変動はないものとみられています。コンセプトを大きく変更したTBSですが、あの放送枠をめぐっては『そもそも、前の時間帯の番組にテコ入れしない限りは浮上できない』と指摘されています」(テレビ局関係者)

 TBSの朝8時台が“惨敗”する原因として、その前の午前6時から放送される『あさチャン!』の“呪縛”が挙げられているのだとか。

「2014年にスタートした『あさチャン!』は、これまで幾度も視聴率不振を理由に『打ち切り報道』が出ているものの、結果的に実現していません。これは視聴率や内容うんぬんでなく、“芸能界のドン”と称される、番組MC・夏目三久アナウンサーの所属事務所社長の意向が強いとみられています。夏目は、そのドンの恩寵を受けることで、番組を続けられているといわれているんです」(同)

 3月29日放送の『あさチャン!』は、視聴率3.8%を記録。同時間帯の他番組と比較すると、『めざましテレビ』(フジテレビ系)は8.6%で、『ZIP!』(日本テレビ系)は8.0%、『グッド!モーニング』(テレビ朝日系)は7.7%をマークし、『あさチャン』は最下位となっている。

「そうなると、続く『ラヴィット!』の視聴率が低迷するのも必然といえる。『あさチャン』の不調が続く限り、TBSの朝8時台は、どうあがこうが、不振から脱却できないというワケです。19年に終了したTOKIO・国分太一MCの『ビビット』、先日放送終了した立川志らくMCの『グッとラック!』にしても、早期の番組終了は『夏目の呪縛』だというのは、TBS局内の“定説”です」(スポーツ紙記者)

 こうして、大方の予想通りの“大苦戦”スタートとなった『ラヴィット!』。川島もこのまま呪縛から解き放たれることなく、国分、志らくと同じ道を歩むこととなるのだろうか。

サイゾーウーマン編集部

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最終更新:2021/03/30 19:17
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